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【J1:第3節 神戸 vs 磐田】レポート:前半の劣勢を後半に修正できた神戸がホームで磐田に勝利。スリリングな展開を制した神戸は2位に浮上!(08.03.31)

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3月30日(日) 2008 J1リーグ戦 第3節
神戸 3 - 2 磐田 (19:03/ホムスタ/10,043人)
得点者:31' オウンゴ−ル(磐田)、49' ボッティ(神戸)、66' 栗原圭介(神戸)、70' ジウシーニョ(磐田)、72' 栗原圭介(神戸)

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 雨のために屋根が閉じたホムスタで、19時にキックオフされた神戸と磐田の一戦は、前半と後半でまるで違う状況が生まれ、最後まで目の離せないスリリングな展開が見られた。

 その前半に主導権を握ったのはアウェイチーム。田中に代わって3バックの中央に大井が入り、左サイドに成岡、トップ下に西、そして萬代とジウシーニョの2トップで臨んだ磐田は、相手のミスを突いて攻勢を仕掛ける。すると、31分、左サイドのスペースに抜け出た萬代の折り返しが、神戸MF金のオウンゴールを誘い、ラッキーな形で磐田が先制した。「ただ、チャンスのあった前半をもっとモノにしたかった」と内山監督が言うように、神戸がもたついていた前半に追加点を挙げられなかったことで、磐田は徐々にペースを失っていく。

 ヒザ痛の河本に代わって柳川が入った以外は、大久保、金らもスターティングメンバーに名を連ねるなど、ほぼベストの布陣を敷いた神戸。しかし、「いろいろ準備して臨んだが、ちょっとしたバランスのところで予想外なことがあって、選手はとまどっていた」と松田監督が振り返ったように、前半では「シンプルさもなく、いらだって個人でなんとかしようとしていた」(松田監督)ことで連係のぎこちなさが目立った。

 それでも、ハーフタイムを挟んで、がらりと状況を打開できるのが、いまの神戸の強いところ。松田監督らコーチングスタッフの指示のもと、「リードもされていたので、システムを4-3-3にしてプレスをかけに行った」神戸は、後半早々の49分にボッティのゴールで同点に追い付く。これで勢い付いた神戸は、66分、ボッティのクロスを「DFがそろっていたので、裏に回って」いた栗原がファーサイドで押し込み、逆転に成功した。

 70分に磐田FWジウシーニョの来日初ゴールで2-2とされた神戸だったが、その2分後、再度磐田を突き放す。ゴールを決めたのはまたも栗原。石櫃の左足でのシュート性のボールに「体が勝手に反応した」という神戸のナンバー8は、ワントラップ後に素早く右足を振り抜いて、この日2点目となる値千金の決勝弾を叩き込んだ。

 その後、レアンドロが相手DFともつれて倒れた際に右肩を傷めるアクシデントもあったが、途中からピッチに入った朴、吉田らの老獪なプレーもあって、磐田の反撃を抑え込んだ神戸。「前半は悪かったが、それを跳ね返して、監督の采配に選手が応えることができた」(栗原)3月最後のゲームをしっかり白星で飾り、まだ3試合を終えた段階だが2位に浮上した。

 一方の磐田は終盤に名波らを投入するも実らず、これで神戸に昨季から3連敗。「失点すると改善できず、ずるずる行ってしまう」と内山監督が言うように、発展途上のチームはまだまだ課題が山積みであることを露呈した。

 ここからまたタイトなスケジュールとなるJ1リーグ戦。3日後の4月2日(水)には、神戸がアウェイのフクアリで千葉と、磐田は国立で東京Vと、それぞれ対戦する。

以上

2008.03.31 Reported by 前田敏勝
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