今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第4節 東京V vs 磐田】プレビュー:東京Vは今季初勝利を掴みとることができるのか!? 再生プロジェクトを経た平本の復帰にも期待(08.04.02)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
4月2日(水)J1 第4節 東京V vs 磐田(19:00KICK OFF/国立
-ゲームサマリーはこちら-
-国立へ行こう! スタジアムガイドはこちら-
J1勝敗予想ゲーム-第4節投票は19時まで!お早めに!

----------

FW船越の同点ゴールが生まれ盛り上がった前節G大阪戦は、結局1−2で敗戦となった。これで、開幕からリーグ戦3試合を終えて東京Vは未だ勝ち星なし、獲得した勝点はわずかに1だ。J2からの昇格組がJ1の舞台でなす術なく苦しんでいる、というわけではない。
G大阪戦では、ボールを回され「内容でも相手が上回っていた(FW船越)」のは認めざるを得ないが、それでも引き分けに持ち込める可能性は充分にあった。
そう、開幕から毎試合のように聞かれる「惜しかった」という声は、この試合でも。
しかしこれが続けば、チームに「迷い」が生じ始めるだろう。「フッキが帰ってくれば…」という神頼み的な雰囲気も打破したい。「去年の7連敗の時は、ピッチに入っていく時に不安な気持ちもあった。でも今年はそれがない。『こういうサッカーをやるんだ』というはっきりとした共通意識がある(MF富澤)」という信念がチームに存在するうちに、やはり次はどうしても結果がほしいところだ。

さて、そのJリーグ第4節、東京Vは国立にジュビロ磐田を迎える。
まず注目は、この試合を目処に調整を続けてきた平本一樹のメンバー入りがあるかどうか。
開幕戦でのプレーを「まだまだ」とし、改めて「平本一樹を再生させる」プロジェクトを推進してきた柱谷監督。「いちばんいい時の一樹に戻したい。中途半端な状態で試合には使わない」と、敢えて平本には厳しい要求を突きつけてきた。平本自身それを真摯に受け止め、特に怪我で右足でボールが蹴れなくなったあと、ダッシュ、走りこみといったフィジカルトレーニングを一人黙々とこなしてきた。この2週間で30キロは走った、という平本は「毎日半端なく追い込みました。疲れはあるけど、その疲れが取れればキレが戻ると思う」と話し、「磐田戦はいけると思う。いきたいです」と表情を引き締めた。
柱谷監督とメンバー入りのタイミングを話している、ということだが、この試合で新生・平本一樹を見ることができるのか? メンバー入りすればいちばんの見所になる。

G大阪戦後、「もう少し前でタメが作れれば。時間がなくて上がりきれず、奪われて戻る…という厳しい形になってしまう(DF服部)」、「もう少し自分の位置(ボランチ)から前の選手を動かして、そこでプレスをかけていかなくてはいけない(MF富澤)」など、選手達の口からは次々と具体的な課題が挙がった。
月曜日の練習後のグラウンドには、柱谷監督とDF陣、あるいは選手同士が長く話をする姿が。課題がはっきりとしているのなら、「修正は簡単(MF富澤)」。磐田戦で、その成果を見せてほしい。

一方の磐田は、リーグ戦をここまで1勝2敗。前節神戸戦では、前半のほとんどの時間でゲームを支配し、オウンゴールで幸先よく先制したものの、後半に3失点し敗戦。勝利したG大阪戦でも後半に攻め込まれる時間があり、「課題は後半の入りかた」と選手達。「後半になると間延びしてしまう。(いい形の)前半の流れを1試合継続していけるチームにならないと」と内山監督もコメントしている。

今節はアウェイ神戸でナイトゲームを戦った後、中2日で今度は東京へ移動しての試合。
インターバルの短さは他チームより厳しく、限られた時間の中でどこまで修正ができたか。
また、MF駒野、GK川口、上田(U-23)といった日本代表組はハードなスケジュールをこなしており、疲労は溜まっているはずだ。
とはいえ、来日初ゴールを挙げたFWジウシーニョと、2トップを組む萬代のコンビネーションも高まってきている。また、FW中山やMF名波といったベテランが存在感を放つなど、ベテランと若手がうまく融合したチームを作りつつある磐田。
今後へ向け波に乗っていくためにも、東京V戦では、昨季から(リーグ戦)5試合勝ちがない、と報道されたアウェイでの「内容と結果が伴った勝利(FW萬代)」を求めてくるだろう。


ナビスコカップ第1戦(3月20日@味素スタ・東京V●0−2)で対戦したばかりのこのカード。東京Vが退場者を出す前半終了間際までは好ゲームが展開されていた。
「前回負けて悔しかった。今度は楽しみながらやって、最後はヴェルディが勝っていればいいね」と今季2度目の古巣対戦となる福西。また、古巣とは初対戦となるDF服部も「純粋に楽しみですよ。ゴンさん(中山)やナナ(名波)や、知っている選手もいるし…本気で戦ったことないですからね」とやはり楽しみにしている様子だ。

いずれにしても共に「結果がほしい」両チームの一戦、気迫溢れるプレーを期待したい。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着