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【J1:第5節 大宮 vs 大分】レポート:大宮が今季初先発・斉藤2発で開幕戦以来約1ヶ月ぶりの勝利。チーム得点王・金崎の連弾記録の止まった大分は厳しい3連敗。(08.04.05)

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4月5日(土) 2008 J1リーグ戦 第5節
大宮 2 - 0 大分 (13:00/NACK/7,399人)
得点者:43' 斉藤雅人(大宮)、74' 斉藤雅人(大宮)

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大宮が、苦杯をなめさせられたNACK5スタジアム・リニューアルゲーム(昨年11月11日第31節)のリベンジを果たした。
約1ヶ月ぶりの勝利は、チーム全体が今季チームの掲げる『アクションサッカー』で90分間タフに戦い続けた末の、まさに快勝だった。

90分間フルパワーで戦える選手起用を基本とする樋口靖洋監督は、連戦の疲れも考慮してかFWデニス・マルケスとボランチ斉藤雅人を今季初先発させる。「斉藤はゲームコントロールができるし、デニスはドリブルで仕掛けながら時間を作るなど前線でタメを作れる」という特長に期待を寄せたが、この起用が見事に的中した。

早い時間からお互いに、相手に合わせたサッカーではなく自分たちのサッカーで主導権を握ろうという姿勢を見せる。
大宮は「ボールを支配して自分たちがゲームをコントロールする」毎試合共通のコンセプトに加え、大分対策として「セカンドボールを拾うこと、中盤をコンパクトにして相手の中盤のサイドがワイドに開いたところを囲んで球を奪うこと」(小林慶行)、大分は今季初スタメン右サイドの小林亮の図抜けた運動量を生かしながら、3試合連続得点中の金崎夢生がほぼFWの位置でボールに絡む、というそれぞれのゲームプランで積極的に攻め合った。
しかし、どちらもゴール前での決定的なチャンスをなかなか作り出すことができないまま試合は進んだ。

そんなゲームが動いたのは前半終了間際の43分。「あそこで1点取れたことにより、試合を優位に進めることができた」樋口監督が勝因だと賞賛するゴールが、Mr.アルディージャ・斉藤雅人によって大宮にもたらされた。
相手のDFのフィードを小林大悟がカットし素早くデニス・マルケスへ預けると、ドリブルでDFを十分引きつけてから中へ流し入れたラストパスにボランチ斉藤が走りこんで放ったミドルシュートがキレイに決まった。

良い形で前半を折り返すも、ここ数試合続く大宮の課題は『1点リードしてからの戦い方』だった。
小林慶行も試合前「一度経験してしまった失敗は、決して二度と繰り返してはいけない」と表情厳しく語っていたが、その教訓はこの試合でしっかりと生かされた。
「ハーフタイムに、今までみたいに逆転されたりしないようみんなでしっかりと声を掛け合い、確認しました」(小林大悟)
後半に入っても、これまでのような消極的なプレーは全くみられず、樋口監督が常に口にする「2点目、3点目を奪う戦い」が徹底されていた。

狙い通りの追加点を奪ったのは、「みんなの足が止まっていたから、とにかく動いてリズムをつかもうと思っていた」というMF金澤慎を投入した直後の後半29分だった。ここでも新任監督の采配は的中した。
金澤はファーストタッチでデニス・マルケスへのスルーパスを通すと、自らペナルティエリア内へと走りこむ。背番号10のクロスが大分DFにクリアされると、そのこぼれ球が金澤の元へ。右隅を狙ったグラウンダーの好シュートがゴール襲うが、運なくポストに阻まれてしまう。その跳ね返りに走りこんだのは、またしても斉藤だった。

「ポストに当てず、しっかりとゴールできるのが本当に良い選手。決められるように頑張ります」と反省も忘れなかったが、東京Vへの2シーズンの期限付移籍から戻った大宮ユースからの生え抜きである金澤が、大先輩のこの日2点目のお膳立てという大仕事をし、勝利に貢献した。

2点目の入った直後、シャムスカ監督は前回の対戦でゴールを決めているFW前田俊介を投入し何とか反撃を試みるが、生まれたビッグチャンスをウェズレイが連続して外し、ゲームセット。大分は今季リーグ戦初の無得点に終わった。

もちろん言い訳にはできないが、大分特有の『移動の不利』からくる連戦の疲労があったことは否めない。主柱ともいえる外国籍選手の運動量も落ちていたことも中盤を支配された原因と言えるかもしれない。
3連敗と厳しい状況ではあるが、「また1からと思ってやっていけば、いい結果が出ると思う」と高松大樹は気持ちを切り替える。

約1ヶ月ぶりの勝ち点「3」を手にした小林慶行は「追加点を狙いに行って実際に奪えたのはチームとして成長した証」と、苦しんだ中で得た今後への確かな手応えを口にしていた。

厳しい連戦にひと段落がつき、次の試合までは1週間空く。
大宮も大分も開幕からの5試合で出た成果と課題をしっかりと見つめ、次なる戦いでの勝利を目指すのみだ。

以上

2008.04.05 Reported by 上岡真里江
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