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【J2:第13節 山形 vs 水戸】プレビュー:複数失点を続ける水戸と、複数得点のない山形。連戦最後の一戦は、力を尽くした者勝ち!(08.05.09)

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5月10日(土)J2 第13節 山形 vs 水戸(13:00KICK OFF/NDスタ
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 いよいよ今シーズン最大の大型連戦も最終戦を迎える。連戦中の4試合で、ホーム山形が1勝2分け1敗、アウェイ水戸が1分け3敗と、ともに勝点を伸ばせていないだけに、どちらにとっても浮上のきっかけにしたい一戦となる。

 山形は前回のホームで湘南を下し、5位に浮上して瀬戸内連戦に旅立ったが、この間、地元山形の練習場では豊田陽平、リチェーリ、渡辺匠、宮崎光平、さらに財前宣之と、主力級の選手が別メニュー調整を行なう異常事態。苦しい台所事情を抱えたまま臨んだ連戦で、広島とは0−1、愛媛とは0−0と、持ち帰った勝点は1にとどまり、順位も8位に戻っている。2試合連続無得点。さらに遡れば、最近6試合で1得点が3試合あったほかは得点がなく、失点が少ない一方で得点力の低調さも改善されていない。最終ラインで守備をコントロールしている小原章吾も、「点は簡単には取れないですからしょうがない。そこは我慢強くやるしかないです。とにかく粘り強くやろうとしています」と、まずは今の守備を続けることと覚悟を決めている。

 6日ぶりに全体トレーニングが再開された8日の練習場には、別メニューから数人の選手が合流。ただ、どの選手も万全のコンディションというわけにはいかず、今節への出場は微妙だ。小林伸二監督も「仙台戦までにはかなりそろいます」と、次節へ向けて目処が立ち明るい表情になったが、その前に乗り越えなければならないのが今節だ。

 焦点は得点力の再構築だが、中3日で大幅な修正は難しい。まずはフレッシュな状態にコンディションを戻すこと。そして、攻撃のカギを握るのは、やはりFW長谷川悠だろう。前節・愛媛戦では、前半のCKからバー直撃のシュートや、これもバーを直撃した北村知隆へのラストパスで決定機を演出した。水戸の守備はアプローチが厳しく、たっぷりとキープできる余裕はなさそうだが、2トップでコンビを組むことが予想される根本亮助との近距離の連携で、ゴールへの可能性を広げたい。

 アグレッシブに仕掛け主導権を握る、消耗の激しいサッカーを開幕から続けてきた水戸にとっても、この連戦をどう乗り切るかはひとつのヤマ場だった。
3−3と壮絶な撃ち合いを演じた第9節・仙台戦のあと、第10節の岐阜戦では連戦の疲労で動きが重くなり、1−3と敗れた。続く鳥栖戦では、守備を前提に試合に入ったが、前半の中村英之の退場が響いて後半に3失点し、0−3。そうして迎えた前節・湘南戦は、やはり最近の傾向を踏まえ守備をベースに戦ったが、0−2。今季11試合で複数失点は10試合となり、今節で勝っても最下位脱出は果たせないポジションに沈んでいる。

 失点が止まらない状況が続いているが、守備の中身を見ると改善の兆しも見られる。まず、2試合連続で前半の失点が0であること。そして、湘南戦で3試合ぶりに復帰したビジュの存在がやはり大きい。中盤の底で相手の起点を確実に潰しながら、攻撃的に中央寄りにプレーする菊岡拓朗の右スペースもケア。波状攻撃をかける湘南に対して、ビジュの一歩が全体の守備の連動性を引き出している。2失点目は後半43分。直前にCB大和田真史の退場がなければ、あるいは防げていた失点かもしれず、それだけ守備にしぶとさが備わり始めている印象だ。

 ただ、中盤の両サイドにアタッカーを置くため、相手に攻撃権が移るとどうしてもサイドを狙われやすい。湘南戦の1失点目は、アジエルを起点にオーバーラップする臼井が見えていながら、サイドでの数的不利を修正できなかったことが大きな要因だ。山形にも左サイドにはパスセンスに優れた石川竜也がいるが、そこで自由にプレーさせると主導権は相手に奪われることになるだろう。また、ラインの押し上げが遅れ気味で、前線の荒田智之へのパスの供給やサポートが弱くなっているのも気がかりだ。湘南戦の前半で負傷交代した西野晃平も今節の出場は難しそうで、堅守・山形を崩す攻撃プランをどう練るのか、木山隆之監督にとっても悩ましい問題だろう。

 当日の天気は曇り。気温も20度を大きく下回りそうで、観戦には肌寒いが、選手たちにとって最悪のコンディションは避けられそうだ。それでも、連戦最後の戦いは、時間の経過とともに蓄積された疲労が体の自由を奪い、集中力にまで影響を及ぼすことになるだろう。そのなかで、どれだけ戦意を高く掲げ続けることができるのか。この一戦に勝ちたい気持ちの大きさが、勝敗を決める。

以上

2008.05.09 Reported by 佐藤円
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