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【J1:第13節 神戸 vs 新潟】プレビュー:勝点15で並ぶ神戸と新潟。『勝点3』を目指したガチンコ勝負に期待!(08.05.18)

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5月18日(日)J1 第13節 神戸 vs 新潟(16:00KICK OFF/ホムスタ
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 前節で神戸・FWレアンドロが3月30日の第3節以来、約1ヶ月半ぶりに戦列復帰を果たしたことに続き、今節ではDF北本久仁衛が4月27日の第8節以来となる、約3週ぶりの戦列復帰が濃厚で「ゲーム感もそんなに鈍るほど休んでいないので問題ない。出してもらう以上、しっかり結果を残したい」と本人。また前節は出場停止となっていた中盤の要、MFボッティも戦列復帰を果たすことになるだろう。

 離脱していた彼らが戦列に戻ってくることは喜ばしいことだが、彼らが離脱していた間も、チャンスを手にしたメンバーが持ち味を発揮する中で気持ちが感じられる戦いを続けてきた神戸。結果的に、ここ4試合は白星がない状態だが、決してチーム状態が悪い訳ではない。松田監督も前節・名古屋戦では今季初の無失点で戦い抜けたことを含めて評価。手応えを口にする。「リーグ戦ではこういう時期もあるからね。上位チームを相手にベストメンバーを組めない中でも互角の戦いが出来た事は評価したい。勝っていないのでOKとは言わないけれど、気持ち的には出来たことを喜ぶ方が精神的にもいいしね。去年より戦力が落ちた状態の中でよくやってきたと評価している」

 そういう意味では離脱していたメンバーが戻ってきたというより、更に選手層が厚くなった中で新潟戦を迎えられるという印象。今節では時間帯、試合の状況に応じての『切り札』を効果的にきれるというプラス材料もある。対新潟戦ということに対し「我慢比べの試合になるだろう」と話した松田監督だったが、そうした試合であればこそ、選手層の厚みは大きな武器になるはず。ここまで結果が出せた試合はいずれも、チームとしての規律を徹底した中でゴールをこじ開けてきたことを踏まえ、組織としての守備を徹底する中で、両サイドを効果的に使いながら、J屈指とも言うべき2トップの決定力に期待したい。
「殆ど差がない相手だと思いますから。同じ4−4−2で多少、中盤の形は違うだろうけど、我慢比べの試合になると思うしシュートを打った方が勝つという試合になるでしょう。それを踏まえ、我慢比べで負けない事。ディシプリンをおろそかにしないこと。ホームゲームですから、ホームサポーターの力を借りて得点を奪えればと思います(松田監督)」

 その『ゴール』の部分で注目したいのが前節に続き、FW大久保と2トップを組むであろうFWレアンドロ。復帰戦となった前節は「少し体力的に戻っていないところがあった」と振り返ったが、「あの試合からまた1週間やってきた中でゲーム感も戻ってきているので試合をしていけば更に良くなると思う。相手のFWアレッサンドロもFWとしていい仕事をしているようだが、僕もFWとしてしっかりゴールという仕事をしたい」とコメント。決めればハットトリックを決めた第2節の川崎F戦以来となるゴールに意欲を見せた。

 一方、新潟は序盤戦こそ4連敗を喫するなど勝ちあぐねていたが、ここにきて順調に勝ち点を積み上げている。11節の清水、12節の磐田戦では共に完封勝利を挙げており、守備意識の高さが伺える中で、チーム最多得点を挙げているFWアレッサンドロやFW矢野らに繋げ、手堅くゴールを奪っている印象。また序盤戦はケガで離脱していたMFマルシオ・リシャルデスも試合を重ねるごとに調子を上げているし、清水戦では3点にからむ活躍を見せたMF松下も好調をきたすなど、攻撃に勢いも感じられる。今季初の3連勝を実現し、上向きな状態で中断期間に入りたいという思いは神戸同様に強いはずだ。
 現時点での順位は共に勝ち点15で並ぶ中で、神戸が得失点差で新潟の一つ上の順位を走っている。すなわち、両者にとっては相手を蹴落とし、より順位を上げて中断に入るために是はが非でも勝ち点3を奪いたい一戦。その思いが真っ向からぶつかり合う、ガチンコ勝負が期待できそうだ。

以上

2008.05.17 Reported by 高村美砂
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