5月18日（日）J1 第13節 東京Ｖ vs 清水（18:00KICK OFF/味スタ）
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リーグ戦中断前の最後のゲームとなる第13節。東京Vがホームに清水を迎え撃つ。

現在15位の東京V、13位の清水ともに、ゴールデンウィーク期間の厳しい日程を３勝１分１敗。チーム状態も上向きになりつつある両チームの対戦は、ヤマザキナビスコカップで同グループに入っているため、今季すでに2戦している。結果は０−０、５−０で清水の１勝1分け。東京Vにとってやや苦手とする相手との試合になりそうだ。

その東京Vのポイントとしてあげたいのはやはり攻撃。これまでの清水戦で無得点だったように、堅守を打ち破れていない。２度の対戦時には、東京Vの看板ともいえるフッキ、ディエゴ、レアンドロの３人がそろっていなかった。今回の試合では、清水の守備陣が対応に慣れてくる前に確実に得点を奪えるかが勝敗を左右する重要なカギ。強力な攻撃陣が高い位置にポジションを取り、そこから一気にゴール前まで押し込んでいくパワフルさで得点チャンスを生み出していくのは、清水にとっては確実に脅威。そのためにも３人を孤立させずに、中盤の福西崇史や大野敏隆らが素早くサポートできるように、全体の押し上げをスムーズに行えるかは見所のひとつになりそう。守備面では出場停止から那須大亮が戻ってくるのは好材料。ゴール前で粘り強く体を張りチームを鼓舞できる選手だけに、守備がより安定し素早い攻撃につなげていける。

東京Vは前日、前々日の練習を急遽、非公開にして対策を練っている様子。柱谷哲二監督がどのような秘策で戦い、３度目の正直を手にできるのか、興味深い。

一方の清水は、前節の鹿島戦を本田拓也のJリーグ初ゴールで１−０と勝利し、若手の勢いがチームにいい風を呼び込み始めている。特に鹿島戦では、前線からの積極的な守備と、苦しい時間帯を全員で乗り切る意思統一を再確認。結果となって手にした勝利は、勝ち点３以上に大きな追い風になる。前線から激しくプレスをかけることで、自分たちのリズムを作り果敢に攻められる形を作った。清水のFW陣が高い運動量を保ち、東京Vの守備を乱したいところ。また対戦相手によって臨機応変に対応させる２トップを長谷川健太監督がどう組み合わせてくるのかにも注目したい。フェルナンジーニョをトップに上げてくるのか、矢島卓郎、原一樹、岡崎慎司、西澤明訓の中から組ませるのか。いずれにしても高い攻撃力と前から追える選手たち。ベンチにいても怖い存在なのは間違いない。東京Vに対する長谷川監督の采配も楽しみにしたい。

この日は、調布市内で発見された不発弾処理作業が行われるため、周辺道路、鉄道などで大幅な交通規制が行われる。キックオフ時間も18時に変更となっているので、事前の情報をチェックしてスタジアムに足を運んでほしい。

以上