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【ヤマザキナビスコカップ 札幌 vs 千葉】プレビュー:グループの首位の座を争う重要な一戦。近代的な戦術を用いるチーム同士が函館の地で凌ぎを削る!(08.05.24)

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5月25日(日)ヤマザキナビスコカップ 札幌 vs 千葉(14:00KICK OFF/函館)
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リーグ戦では17位、18位という順位表の最下部にいる札幌と千葉だが、このナビスコカップに目を移すと3試合を終えてともに勝点5でグループの1位、2位を争っている。この函館での試合はグループ首位をかけた激しい争いが演じられるのだ。

言うまでもなく、アレックス・ミラー新監督が就任してからの千葉はそれまでの流れを一変させている。開幕から未勝利のままだったチームが、ミラー監督就任後はリーグ戦2連勝。何よりもディフェンス面での安定感が増し、その2試合はどちらも完封勝利。英国流の組織的守備が千葉イレブンのポテンシャルにしっかりとフィットしている印象だ。

そんな千葉を迎え撃つ札幌だが、直近のリーグ戦、対名古屋戦では前半の45分だけながらもチーム戦術であるアグレッシブなゾーンプレスが見事に機能して2位の名古屋を押し込んだ。惜しむらくは、そのパワーを後半まで継続させることができず、運動量が落ちた後半に3失点を喫してしまったことだが、チーム戦術が上位陣相手にもしっかりと機能することが証明された。あとは、試合運びを向上させたい。ボールポゼッションする時間帯を増やし、体力の消耗を軽減する術を身に付けることができれば結果が伴ってきそうな気配を充分に感じ取ることができる内容だったのだ。

さて、そうした両チームが対峙する今回の対戦だが、注目すべきは双方の戦術面だろう。札幌は昨シーズンに三浦俊也監督が就任してから、千葉はミラー監督が就任してからだが、どちらもゾーンの4バックでその前に4人のMFがスクリーンを張る布陣。この8人がハードワークをしながらもポジションバランスを保ち、堅い守備ブロックを形成し続けるスタイルだ。残った2人については、札幌が前線に配置するのに対し、千葉はミラー監督が来日してからまだ2試合しか消化していないが、京都戦では4−4−2のシステムを用い、前節の大分戦では4−1−4−1へと変更し、最終ラインの前に斉藤大輔をフォアリベロのような形で起用して大分のMF金崎夢生をシャットアウトするなどその配置の選択肢には幅があるようだ。

この双方の戦術は全体のハードワークで相手の長所を消し、僅かな決定機を生かして得点を狙うものであるためゲーム展開にクリエイティブさはそう多くない。だが、このプレースタイルは近年の欧州リーグ上位チームの多くが採用する、最も近代的なもの。札幌においては上位陣のマンパワーに押され、その戦術が機能しながらも勝ちきれない試合がいくつもあったが、負傷者が復帰したり補強が上手く機能すれば着実に勝点を拾えるチームになりそうな気配はある。そして千葉の方はこの戦術を徹底させることで浮上の契機をガッチリ掴み、巻き返しを図りたいところだ。

グループリーグ首位の座をかけたこの対戦は、同時に、両チームの今後を占う重要な一戦にもなりそうだ。北海道屈指の観光都市である函館で開催されるこのゲームには多くの視線が注がれることだろう。

以上

2008.05.23 Reported by 斉藤宏則
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