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【J2:第23節 熊本 vs C大阪】プレビュー:中盤の攻防で優位に立つのはどちらか。C大阪を迎える熊本が10試合ぶりの勝利を目指す(08.06.28)

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6月28日(土)J2 第23節 熊本 vs C大阪(16:00KICK OFF/熊本
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 前節(22節)の仙台戦では今季2試合目となる無失点ながら、決定機をバーに阻まれたシーン等もあって勝ちきれなかった熊本。これで実に9試合勝ち星から遠ざかっているわけだが、目指すサッカーは徐々に表現できるようになってきたと言っていい。中2日というタイトなスケジュールでホームにC大阪を迎える今節も、この流れを維持したい。

 鳥栖戦(21節)では前半ロスタイムの失点で勝ちを逃した事もあって、GK小林弘記の好守も含め、仙台戦では最後まで集中を切らす事がなかった。それでも、FW平瀬智行にフリーでシュートを許す場面など、最後の部分での甘さもまだ残ってはいるが、ここ数試合若いメンバーで臨んで来た最終ラインに、久しぶりに先発出場を果たした上村健一のベテランらしい落ち着きとリーダーシップがもたらした効果は少なくない。
 C大阪戦では、この試合で受けた警告でDF河端和哉が累積4枚の出場停止となるが、代わりに入る可能性が高い福王忠世を含め、バランスを取ったラインコントロール、MF陣との距離や連係、そして最後のシュートに対するブロックを意識して、無失点記録を伸ばしたい。その福王は熊本がロッソ熊本として発足した2005年にC大阪から加入した選手だが、第1クールのC大阪戦には出場しておらず、3年の時を経てJの舞台へ返ってきた彼が、これまでの試練を乗り越えて得た成長ぶりを古巣相手に見せられるかも見どころ。

 第1クールの対戦(8節 /jsgoal_archive/result/2008/0420/20080200030220080420_detail.html )で、熊本は終盤に決勝ゴールを許すまで激しいプレッシャーからボールを奪って攻撃に転じるというスタイルを貫き、敗れたとは言え少なからぬ手応えを手にした。思い返せば、この試合以降、ボランチとして先発出場している山本翔平と山口武士の“山・山”コンビの中盤での働きぶりが、第2クールに入っても言わば熊本の核になっている。
 両サイドの松岡康暢、吉井孝輔と2人のボランチが連動して囲む形だけでなく、仙台戦では1対1の局面でボールを奪える場面もあった。ここ数試合は、そこからサイドバックも絡んでサイドで優位性を作るというプランで臨んでいるが、繋ぐ部分でのミスもあって得点には至っていない。だが一旦落として逆へ展開したり、中央へ相手のサイドを引っ張ってできたスペースに両サイドバックがオーバーラップをかけてクロスを入れたりと、シュートまでの形は確かにできつつある。「個のスキルや質を上げる以外にない」と池谷友良監督は話しているが、ボールを持っている選手に対してしっかりフォローをつけ、正確につなぐことを意識して、仙台戦で見せたような“シュートで終わる”姿勢を持って臨みたい。

 一方のC大阪は、7連勝のあと水戸、徳島に敗れ、甲府とは3−3の引き分け。福岡には終了間際のゴールで何とか勝ちをおさめたが、前節の草津戦で再び敗れ、6月に入っての5試合は1勝1分3敗。それでも3位に留まっているのはさすがだが、熊本戦は今月最後のゲームとあって、いっそう高いモチベーションで臨んで来るに違いない。第1クールの対戦で決勝ゴールを決めたジェルマーノを始め、香川真司、柿谷曜一朗の若い両サイドと、個の能力で見れば1枚上。だが、ボールのないところでもしっかり動いて受ける準備をし、いなすような形でシンプルにつないで組織として作っていかなければ、熊本の激しいプレッシャーに潰される可能性もある。また、全体的に前がかりになりすぎてカウンターを食らわないためにも、例え点が入らなくても焦らずに攻める事もポイントになってくる。

 いずれにしても、今節もやはり焦点は中盤の攻防。熊本は、ポゼッションして来る相手に対してプレッシャーをかけて奪うという部分に限っては試合を重ねるごとに良くなっており、C大阪はどちらかと言えば与し易い相手かもしれない。だが週末の天気は現時点で雨の予報が出ており、ピッチ状態が悪くなれば必然的にロングボールが増え、お互いに長い距離を走らざるを得ない消耗戦の様相を呈して来ることも考えられる。選手達にとってはタフな条件となるが、気持ちの熱さを保ちつつ、状況に応じた冷静な判断ができるかどうかが勝敗を分ける事になるだろう。狙った流れが叶わない場面で、双方のベンチがどう動くかにも注目したい。
 そんな中、今月、C大阪に土をつけたチームから熊本がヒントを得るとすれば、全員でハードワークする姿勢を90分間実践した点だ。水戸、徳島、草津と、いずれも対戦した時点でC大阪よりも下位だったが、それを全く感じさせない試合ぶりが勝点3を引き寄せた。熊本にそれができない理由はない。

以上


2008.06.27 Reported by 井芹貴志
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