6月28日(土) 2008 J2リーグ戦 第23節
熊本 3 - 2 C大阪 (16:03/熊本/3,074人)
得点者:20' 小松塁(C大阪)、22' 木島良輔(熊本)、77' 森島康仁(C大阪)、80' 木島良輔(熊本)、89' 山内祐一(熊本)
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -
----------
●池谷友良監督(熊本):
「何試合ぶりか忘れるぐらいの勝利で勝点3が取れた事は、チームにとっていいことだと思います。ここ4、5試合ぐらい、内容的には手応えを感じていたので、守備も含めた全体の意識も高いまま続いて来ていたし、そういう意味で前節いいゲームで引き分けて、今日は最後まで、チームのコンセプトである諦めないという部分で皆が最後まで戦ってくれました。今日来てくれた全ての人の後押しもあって、ああいう劇的なゴールが生まれたと思うし、暑い中で選手達がよくファイトしてくれたと思います。今日は130%ぐらいの力を出してくれていると思いますが、それに感謝したいし、これを継続するように、次もそのメンタルを発揮できるように、練習からいい準備をしたいなと思います」
Q:木島選手と山内選手の得点での勝利となりましたが、この2人についての評価は?
「キジ(木島)に関しては、まだコンディションの面で不安もあるので90分ということは難しいんですが、よく自分の特徴を出してくれた。スピードもあるし、クサビのところでも落ち着いて受けてくれた。相手にとっては、脅威的な選手の一人だったんではないかという感じはします。祐一(山内)は自分の特徴、役割を理解して、最後スペースに走ってくれた。今後もチャンスはあるだろうし、そこでも結果を出して欲しいなと思います」
Q:今回、高橋選手と木島選手のツートップでしたが、この2人の連係についてはいかがでしょうか?
「(帝京高校の)先輩後輩だし、仲はいいかは分からないけど…、そういう意味では、裏の裏まで知ってるんじゃないですかね(笑)」
Q:以前から選手達のメンタルに関するコメントをお聞きしていましたが、今日の試合では選手達の士気というか、執念のようなものが感じられましたが、それについてはいかがですか?
「最後にゴールが生まれた事でそう感じるのかもしれません。今日に限らず、ここ4、5試合ぐらいは皆が高い意識をもってファイトできていたと思うんですね。その中でいろんな展開やミスがあったり、うまくいかない部分があって、それ(メンタル)が伝わらないということがあったかと思います。それは継続しているし、よりいっそう向上して来ているかなと思います。それがこのチームの生命線だと思います。まだまだミスも多いですが、アグレッシブにやるという部分は向上しているかなと。でもやはり、毎試合130%でやるのはキツイと思うんですよね。そういう意味ではもっとレベルを上げていかないといかないし、強くなっていかないといけない。今シーズンはまだ残り半分あるわけで、タフな戦いになると思うので、そこはやり通して行きたいと思います」
Q:木島選手の交代まで、長く引っ張ったような印象がありますが?
「そうですね、でも引っ張ったと言うか、やれていたのでね。でも、何かがありそうな雰囲気を持っている選手なので、可能性を感じていたという事ですね」
Q:2度とも直後に追いつきましたが、そのことについては?
「すぐ取り返せたのは良かったと思います。諦めずにトライした事と、ワンチャンスをモノにできたということですね。それは個のスキルも含めて、特徴を出した結果だと思います」
Q:今日のツートップになった理由は?
「サトシ(中山)の怪我ですね。それで使わざるを得ないという部分もあったんですが、不安な中でも『ある程度やれる』という思いもあったということです。どちらかというと、相手がバテて来る後半途中からの方が有効かなという面もあるんですが・・・。90分はできませんでしたが、最初からいい働きをしてくれたと思います」
Q:山内選手投入の意図は?
「前から守備のところでしっかり追うという事と、スペースに入って行く事、そしてドリブルで仕掛けるという事です。一発決めてこいという事ですが、うまくハマったので。最後、シュートのところで寄せられたので不安でしたけど(笑)、決めてくれたのは良かったですね。それと話は違うんですが、洗濯機が潰れそうで、今日家を出てくる時に『勝ったら買おう』と思ってたので、そういう意味でも嬉しく思ってます(笑)」
Q:戦前の対策としてはどんなものを考えていたんでしょうか?
「やりやすいチームだとは考えていました。横パスも含めてパスの数が多いので、しっかりブロックを作って対応しようと。奪ったところでは相手に人数がかかっているので、そこを置き去りにすればカウンターがハマるということを伝えて来て、実際そういうシーンも多かったし、奪った後の攻撃につながったなと思います。でもまだまだ奪った後のイージーなミスも多いので、その辺は課題としてありますが、うまく対応してくれたかなと思います」
Q:2点目の失点が香川選手のドリブルからで、中盤での寄せが甘かったようにも感じられますが、そこも含めて、精度を上げるという以外の部分での今後の課題は何だとお考えですか?
「かなり疲労もあったので、飛び込まないでスペースを抑えようという事を言っていました。2点目は相手のスキルの高さが出たとは思うんですが、全体的に皆でブロックを作って前に置いて、ということはできていたと思います。ボールに行き過ぎて奪えればいいけど、奪えない時にスペースを生み出すと怖いという事をハーフタイムには伝えました。セレッソさんはバイタルエリアに必ず入ってくるので、作られてもあまり慌てずに、中を割られないということを注意していました。まあ、そういうシーンもありましたが、そこはもっと精度を上げていきたいと思います」
以上













