7月29日（火）キリンチャレンジカップ2008 なでしこジャパン vs アルゼンチン女子（16:00KICK OFF/国立）
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●佐々木則夫監督（なでしこジャパン）：
「まず、北京へ向けて日本キャンプの中で、今日までを大きな山場・・・欧米対策であり、コンディションであり、チームタクティスであり・・・そういった中で、日本で調整してきたチームがアルゼンチン戦で存分に戦えるように、と。明後日は私自身も楽しみにしていますし、もちろんアルゼンチン戦では対ニュージーランドという、スタイルは違いますけども、必ず勝点3を獲る、そして1点でも多く、という狙いは一緒です。宜しくお願いします」

Q:先日のオーストラリア戦では、ミーティングでは監督から特に具体的なことはなく選手たちに自主的に任せたとのことですが、アルゼンチン戦では具体的に何か戦い方のテーマを指示する考えはありますか？
「今まで自分たちがやってきたことを、オーストラリア戦では当日の試合の時にまた更に振り返って密にスタッフから伝えるというよりも、前回はやってきたことを自分たちで、選手同士でイメージを持ってしっかりやって欲しい、と。今度のアルゼンチン戦については、実際に勝点3を必ず取る事について、まず立ち上がりからのゲームプランは伝えて対応していきたいと思います」

Q:明日の試合で、特に試しておきたいというポイントがあれば教えて下さい。
「はい。故障でキャンプに入ってきた選手・少し故障気味の選手が数名いますので、アルゼンチン戦だけではなく、今日・明日の練習も含めて、明後日のゲームの中でも使った中で『どのくらいのコンディション・どのぐらいの身体の状況なのかという事を見極める』という大きな課題があります」

Q:荒川選手など、全員この前の試合も含めて試すことは出来そうでしょうか？
「そうですね、今の段階では試すことは可能だという判断をしています」

Q:本番前の最後の実践になると思いますが、その点についてのコメントを。
「日本で15日から準備をさせてもらいましたけど、良いフィーリングでここまで来れていますので、前回オーストラリア戦も含めて、福島からの渡航からシミュレーションという形でやってきましたし、今回もアルゼンチン戦のシミュレーションですね、そういった中でしっかりと準備通りイメージ通りの戦い方をしつつ、『勝ちきる』という形で締めくくって北京に旅立ちたいと思います。また、一次キャンプという設定で美作でかなり協力をして頂いて、良いスタートを切れた。その後、Ｊヴィレッジ・神戸・西が丘と非常に良い流れで来ているので、是非今回も皆さんの期待に添えるように、最後にアルゼンチン戦を締めくくって北京に行きたい、という思いは、私ともども選手たちも同じ気持ちだと思います」

Q:監督からご覧になって、選手の皆さん・チームの雰囲気はどのように感じますか？
「そうですね、今日はハードな午前中のトレーニングで、肉体的にはかなり疲れているんですが、そういった中でも非常に明るく前向きに取り組んでくれています。オフ・ザ・ピッチでも明るく、チームワークは良い状態になっています。先程も言いましたが、今のなでしこは非常に良いフィーリングで入ってきているので、その勢いを活かしながら北京に入りたいです」

Q:明日、男子・女子共にこの国立、『サッカーの聖地』で壮行試合を終えて北京に旅立つことになりますが、女子を率いる佐々木監督としては、日本を支えるサポーターに、北京をどういう大会にしたいか、というメッセージがあれば
お聞かせ下さい。
「ここまで今年のキャンプだけじゃなく、女子サッカーを支えて頂いた様々な方の期待もありますし、今後女子サッカーをもっとみんなに知っていただく、メジャーに近づいていくという意味では、やはり今度の北京の結果は女子サッカーの生命線にもなります。そういった思いも良いプレッシャーにして、選手共々必ずや良い結果を残して帰って来たいと思います」

以上