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【北京五輪 女子グループG 日本 vs ニュージーランド】レポート:オリンピック初戦は白星スタートとはならずもドローに持ち込む。(08.08.07)

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8月6日(水) 北京五輪 女子グループG
日本 2 - 2 ニュージーランド (18:00/秦皇島/10,270人)
得点者:37'YALLOP Kirsty (NZL)、56'HEARN Amber (NZL) 72'MIYAMA Aya (JPN) 86'SAWA Homare (JPN)
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 女子サッカーでいよいよ北京オリンピックが開幕した。白星で日本選手団に弾みをつけたいなでしこジャパンだったが、波乱の幕開けとなってしまった。

 ロングボールを多用するパワープレーのニュージーランドは攻撃に手間をかけない分だけ守備力を向上させてオリンピックに臨んできた。同じグループG内では渡り合える可能性が最も高い日本戦に間に合うようチームは作り上げられてきていた。ここで勢いを掴めば決勝トーナメント進出は大きく近づく――これは日本だけでなく、ニュージーランドにもあてはまることなのだ。

 日本は前半開始から約15分間はあえて静観していた。リスクを考えて相手の出方を見る。立ち上がり直後は佐々木則夫監督の指示通りの展開だった。しかし予定の15分を迎える頃には事情は大きく変わっていた。まず、入念にチェックしていたはずのピッチでの対応が出来ていなかった。深めの芝にパスのスピードもシュートのタイミングもズレが生じ、インターセプトされる場面も目に付いた。また懸念されていたロングボールに関しても、時を選ばず絶えず繰り出されてくるために最終ラインを上げることが出来ず、中盤との距離が間延びしてしまった。その影響もあり、セカンドボールは全く拾えず、気が付けばニュージーランドの術中にはまり、完全にペースを握られてしまっていたのである。「頭でわかっていても体が動かなかった」と宮間あやも振りかえる。

何とかこの状況を翻そうと日本もグランダーのパスで攻撃を組み立てる。17分には永里優希、大野忍がワンツーパスでつなぐ。大野のシュートは惜しくも外れるが日本らしい形を生み出した。21分にはFKの際に宮間が「ポンって蹴るから中に入り込んで!」と指示を出し、永里らが上手く動いたが、DFにクリアされてしまう。33分にも、ロングフィードから大野が抜け出し、決定的な場面を迎えるがこれもゴールネットを揺らすことは出来なかった。逆に37分MOORWOOD Hayleyに強烈なシュートを放たれるがGK福元美穂が好セーブを見せる。しかし、その直後に日本の右サイドを崩され、YALLOP Kirstyにゴールを決められてしまう。目論みとは真逆の展開だ。そして悲劇は連鎖を生む。

後半、反撃に打って出ようとした日本は出鼻をくじかれる。これまでもセットプレー時のゴール前での攻防でレフリーから注意を促されていた両チーム。通常であれば特に気にとめることもない一風景だが、突如レフリーの笛が鳴り響いた。そして日本のファウルによりニュージーランドにPKが与えられた。当然納得のいかない選手たちは猛抗議するも認められず、このPKをHEARN Amberが決めて、日本はまさかの2点ビハインドとなった。

ここから日本の反撃が始まるのだが、この日素晴らしい反応を見せていたGKを中心にニュージーランドの徹底した守備が立ちふさがる。それでもなでしこジャパンは諦めなかった。まずは72分、今度は日本に巡ってきたPKを宮間が決めて1点を返すと、79分に大野に代えて荒川恵理子を、82分に安藤梢に代えて丸山桂里奈を送り込み、3トップでニュージーランドゴールを脅かす。ついに同点弾が生まれたのは86分、やはりこの人、澤穂希のゴールだった。「あやはいつも私の動きを見てくれてるから」と宮間を信じてニアに走り込んだ。絶妙なタイミングで蹴られたボールに「アウトサイドで入れたみたいです」(澤)と技ありのゴールを決め、土壇場で試合を振り出しに戻した。残り少ない時間も逆転ゴールのために全力で仕掛けたが、2−2でタイムアップを迎えた。

決勝トーナメント進出には、たとえ最小得点差でも勝点3は絶対条件だ。ここで勝点3を逃したのは正直痛い。それでもドローに持って行ったことで可能性は残された。第2戦の相手、アメリカは初戦をノルウェーに0−2で負けており、日本戦は全力でぶつかってくるだろう。日本はもう前へ走るしか道はない。アメリカ戦での奮闘に期待したい。

以上
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