今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【北京五輪 男子グループB 日本 vs アメリカ】レポート:力を出し切れず、悔いの残る黒星発進に。(08.08.08)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月7日(木) 北京五輪 男子グループB
日本 0 - 1 アメリカ (18:00/天津/37,177人)
得点者:47' Stuart HOLDEN(アメリカ)
----------
初戦にかける意気込みは相当強かったのだろう。90分を戦い終えた選手たちは、まるで全てを失ったかのようにピッチに崩れ落ちた。グループリーグの組み合わせを見ても、この初戦で勝利し波に乗る、というのが最も望ましい、もしかしたら唯一の方法だということは誰の目にも明らかだった。だが、それを分かって臨んだ試合にしては、悔しさと同時に歯がゆさを覚える試合でもあった。『どうして?』と問いかけたくなることもいくつもあった。ただ、下を向いている間にも時は刻々と過ぎていく。前進あるのみだ。

よくも悪くも、このチームらしい試合だった。低い位置から中盤で丁寧に回しているうちに時間を使ってしまいゴールに迫ることも出来ず、逆にピンチを招く、それは頻繁にあるはずだ。もっと積極的に行けばよいのに、と消化不良感は残るが、それもまたこのチームらしい。崩して、もしくはスキをついてのチャンス創出の回数はそれほどなかったし、逆に大きなピンチもなかった。ただ、その1回か2回の好機をモノにできるか出来ないかがアメリカとの差だった。試合運び、ボール支配率、そういったものは全く関係なく、どうやって勝利に近づくか、その点で差が出たのだ。致命的とも言えるが、改善の余地がないわけではないはずだ。

 反町監督が選んだ11人は、どちらかといえば攻撃の色合いの強い選手たちだった。ボランチにはボールを繋ぐことを考えて梶山陽平。トップ下の位置には谷口博之、最前線には森本貴幸を配置。ボランチを本田拓也、細貝萌で組むことがこれまで多かったが、そこに梶山を起用した意図について指揮官が語ったわけではないが、得点を取りに行くという狙いの元だろう。「梶山くんが入ったときはやっぱりボランチをつかって組み立てて行きたい時だとおもう」(森重真人)と選手は捉えており、中盤での攻撃のバリエーションを増やすための布陣だった。

 ただ、パスを回すことは回すのだが、流動性、連動性というものが全くなかったのがこの試合。「出し手と受け手だけの関係になってしまった。日本らしさがでなかった」と反町監督は話していた。逆に前半からチャンスになっていたのはサイドからの攻撃。特に右サイドで本田圭佑、内田篤人が絡んだ際にはクロスからゴール前に迫り、回数は少ないものの得点のにおいを感じさせていた。

失点は警戒していた立ち上がりの15分以内のもの。それも前半ではなくて、後半立ち上がり2分のことだった。ハーフタイムに「このままでよいから、パスをつなぎ1点を狙おう」と確認した矢先のことだった。ミスも重なった。ただ、これを跳ね返す力はもう日本にはなかった。後半に入り相手はサイドを封じてきており、日本の唯一の攻め手がなくなった。そうして、ずるずると試合は90分過ぎていった。

万全の準備はしてきたし、ピーキング(試合前の調整)が早すぎることもなかった。雰囲気は上々、選手のコンディションも良かったようだ。だが、どことなく過ぎた90分は悔しすぎる。

次戦の相手ナイジェリアはアメリカ以上にスピードもあり、フィジカルも強い相手。05年ワールドユース準優勝のシアシア監督が率いるチームであり、組織力もある。試合を行うピッチはこの日と同じピッチ。つまりどう考えても日本は劣勢だ。次に敗れてしまえば日本は敗退が早くも決まる、まさにがけっぷち。ここでどう盛り返すことができるか。それは今後の彼らのサッカー人生をも左右する大きな意味合いを持つだろう。

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着