今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第3節 草津 vs 横浜FC】プレビュー:今季のホーム敷島は、撃ち合い上等の“ノックダウン方式”。草津の開幕3連勝に死角なし。(09.03.22)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
3月22日(日)J2 第3節 草津 vs 横浜FC(16:00KICK OFF/正田スタ
スカパー!生中継 Ch184 15:50〜(解説:遠藤雅大、実況:山田浩史、リポーター:円戸由香)
顔写真クイズ勝敗予想ゲーム

----------

草津の勢いは止まらない。開幕2連勝で追い風を捕えた草津が、2連敗の横浜FCをホームに迎え撃つ。昨季の対戦は、3戦3分で、うち2戦がスコアレスドロー。草津は、横浜FCの守備的な戦いに引き込まれ3戦ともに相手の土俵で戦ってしまった。しかし、今季は違う。佐野達監督が掲げる攻撃サッカーを貫いて、横浜FCを草津のリングへと引きずり上げる。その先に草津の勝利が見えてくる。

今季の敷島は、どちらかが倒れるまで戦い合う“ノックダウン方式”が採用される。前節の試合後、佐野監督は「同じ1点差なら1対0より3対2の方がいい」とコメント。さらに17日の練習後には「観ていて面白いサッカーが理想だ。観戦してくれた人には、ゴールという“お土産”を持って帰ってほしい」と、あらためて攻撃サッカーへのこだわりを語った。負けず嫌いな指揮官が目指すスタイルは極めてシンプルだ。相手より多くのゴールを決めて勝つだけ。今節も得点を奪うために戦う。

チーム戦術であるトータルフットボールも、その形が見えてきた。開幕戦では、草津の特長でもある両SBの攻撃参加が少なかったが、第2節福岡戦では右SB佐田聡太郎がタイミング良く駆け上がり、ゲームを決める2アシスト。都倉賢の先制ヘッド、廣山望の3点目は、ともに理想に近い展開から生まれたゴールだった。中盤の底から、サイドチェンジした松下裕樹、櫻田和樹のプレーも見逃せない。先制点の起点となった松下は「熊本戦の反省からピッチの幅を使うことを心掛けた。ホーム開幕戦という大事な試合で勝てたことはチームにとって大きい」と手応えを口にする。草津は、戦術と選手の歯車がかみ合ってきた。

草津が開幕2戦で挙げた得点は5。状況別で見ると、右サイドのクロスから2点、相手のミスを誘うプレッシングで1点、CKから2点。ポジション別ではFWが1点、MF2点、DF2点となっている。昨季は、MFの得点力が課題だったが、今季はどこからでもゴールが奪えるチームになりつつある。開幕戦で1得点を決めた熊林親吾は「開幕戦のゴールは去年までの自分では、ありえない得点だった。ゴールを意識することでプレースタイルが変わってきた」と自身の変化を感じている。トータルサッカーがチームに浸透してきていることは確かだ。

一方、樋口靖洋新監督のもとで新たなスタートを切った横浜FCは、開幕・湘南戦、2節・熊本戦で結果を導き出せずに2連敗。ケガ人などでベストメンバーが揃わないこともあり、苦難のスタートとなっている。前節は、カズ(三浦知良)の今季初得点で先制したが、熊本のスピードに最終ラインが屈して逆転負け。中盤の守備がズレる場面もあり、熊本に自由を与えた。攻撃面では、難波宏明が素早い動き出しで起点となったが、チーム全体での決定力が乏しかった。ただ、チャンス自体は作っていただけにきっかけをつかめばチームが目覚める可能性も秘める。

佐野監督は「横浜FCは2連敗だが個々の技術は高い。相手のメンバーが変わる可能性もあるが、我々のサッカーを貫くだけだ」と気を引き締める。20日のトレーニングでは、トラメガを使って選手にゲキを飛ばすなど鬼軍曹に油断の2文字はない。

2連勝の草津と、2連敗の横浜FCの差は、完成度の違いだ。樋口監督が就任し新たなサッカーに取り組む横浜FCに対して、草津は植木繁晴前監督から佐野監督へとタスキが渡されたもののベースは変わっていない。確立された基盤に、佐野監督のスパイスを加えたチームの組織力は高い。新加入の廣山は「多くのチームが一から組織を作っている中で、草津はすでにベースが出来上がっている。このアドバンテージを利用して、シーズン序盤にきっちりと勝ち点を積み重ねていきたい」と話す。草津は今節も、リスクを恐れず果敢にゴールを狙う。撃ち合い上等。開幕3連勝に死角はない。

以上

2009.03.20 Reported by 伊藤寿学
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着