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【J2:第6節 横浜FC vs 愛媛】プレビュー:序盤の勢いを維持する愛媛を迎え、横浜FCは勝利のパズルを完成させ、上昇に向けたターニングポイントとしたい(09.04.05)

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4月5日(日)J2 第6節 横浜FC vs 愛媛(13:00KICK OFF/三ツ沢
スカパー!生中継 Ch181 12:50〜(解説:野々村芳和、実況:永田実、リポーター:高木聖佳)
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 キャンプの時に誰もが口にする「開幕ダッシュ」。開幕の範囲に明確な定義はないが、5試合を区切りと考えれば、愛媛は上々の滑り出し、横浜FCは最低の滑り出しと言える。とにかく結果が欲しい横浜FCにとっては、好調の愛媛FCに対して内容だけでなく結果を出すことで、上昇へのきっかけをつかみたい試合となる。

 横浜FCは、目指すプレーがとにかく結果に結びつかないという苦しい状況から抜け出せていない。福岡戦は、連戦の疲れも影響したのか、前半からサイドチェンジのミスでボールを奪われたり、出足が遅れ後手を踏んでしまうが、それでもやや低い位置にラインを設定し、福岡の攻撃に対して冷静に耐える。低い位置でマイボールにしてから大きく蹴ることなく、相手のプレスにも冷静に対応する姿勢はチームとしての大きな向上であったが、「奪った後の1本目のパスを前につけられなかった」と指揮官が振り返るように、効果的な攻撃に繋げられなかった。後半に入り、プレスを強め前に出るが、やはりラストプレーまで繋げる事ができない。それでも、アウェイで最低でも勝点1を取るべく「何とか0-0、もしくはカウンターから1点取って1-0で終わりたかった。選手たちは、そういうゲームプランを十分に意識して、非常に粘り強いディフェンスで対応しながら、最後までカウンターを狙って戦ってくれた」(樋口靖洋監督)というように選手は最後まで戦うが、試合終了が見えて来た86分、高橋泰のロングシュートが見事に決まり失点する。ゴールした高橋を褒めるべきプレーだが、このゴールに屈する形で、試合は敗戦で終わった。

 横浜FCの内容は向上しており、個々のプレーを見ると積み上げもなされている。しかし、結果に結びつかない。開幕から、選手間の距離感、サイドチェンジ、守備の安定など、プレーのピース自体は揃いつつがあるが、そのピースを組み合わせてゴール、勝利という絵のパズルを完成させるに至っていない。ピースを組み合わせる大きな要素は、次のプレーへのつなぎを意識した上で、個々のプレーを勇気を持ってプレーすることだろう。プレーが揃い始めたときの樋口サッカーの魅力は、過去に指揮したチームでも、プレシーズンマッチでも実証済み。ここまで苦しみながらも積み上げたプレーを組み合わせ、横浜でもほぼ満開になった桜のように、まずは最初の花を完成させたい。

 一方の愛媛は、C大阪戦で初黒星を喫したものの、その内容は今季の序盤を引っ張っているチームにふさわしい内容を見せている。前半は、低い位置に整った2ラインを敷いて、C大阪にパスを回させながらも、うまくゲームをコントロールしていく。そして0-0で迎えた後半、守備のゾーンを少し高く上げると、愛媛も大山俊輔の突破などで、徐々に形を作りだす。67分の失点は、前掛かりでわずかに空けたバイタルエリアを乾貴士に使われたもの。チェックにも行ったが乾のスピードに負けてしまったシーンだった。その後も、愛媛は最後まで攻撃を仕掛け、良さを出し続けた。ただ、「上のチームが相手でも得点のチャンスはあるし、ディフェンスでも最後にクリアできる」(三上卓哉)というように、差も感じたが、狙い通りだった部分については自信を深めている。

 その愛媛は、ここで手を緩めてはいけない。「順位は気にしていないし、それよりもチームの作り方というか、今の課題を修正しならやりたい」(望月一仁監督)というように、指揮官には順位に対する気負いはないが、確実に結果を出して開幕ダッシュを次のステージへ持続させたい。そのためにも、前節は得点が奪えなかったが、好調の攻撃陣には期待がかかる。

 この試合の行方は、横浜FCの戦い方によって大きく変わるだろう。愛媛のブロックを作ったときの守備の安定、そして機を見た攻撃の鋭さは折り紙付き。C大阪戦を見る限り、守備ブロックを打ち破るのは簡単ではない。横浜FCとしては、サイドチェンジしながら、縦に良いタイミングで入れてフォローしていく基本的なプレーを繰り返していくしかない。そのためには、思い切ったプレー、ミスを恐れない勇気が必要であり、中途半端なプレーは禁物だ。この勇気こそ、一皮むけた横浜FCとなるために一番必要なことであり、この試合での見せ所になるだろう。横浜FCらしいプレ−が展開できれば、お互いの攻撃を見せ合うスリリングな打ち合いの展開となる。

 愛媛がC大阪戦の敗戦から切り替えて持ちこたえられるか、横浜FCが上昇のターニングポイントとできるか。第1クールの中盤に向けた流れを作る試合に注目したい。

以上

2009.04.04 Reported by 松尾真一郎
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