4月12日(日)J1 第5節 F東京 vs 鹿島(13:00KICK OFF/味スタ)
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:野々村芳和、実況:下田恒幸、リポーター:日々野真理)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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F東京には昨シーズンの成功体験がある。鹿島は昨季、混戦のJリーグを制して連覇を成し遂げた。いわば絶対王者だ。どの対戦クラブにとっても、ロースコアの試合展開に持ち込むことがセオリーとなる。だが、F東京は昨季リーグ第30節、味の素スタジアムでそのセオリーを覆して王者相手に真っ向勝負を挑んだ。茂庭照幸は昨季の激闘を回想してこう話した。
「お互いにいい試合をしたと思うし、観客も喜んでくれた。ああいうゲームを続けていけば、味スタを満員にすることにも繋がると思う。結局は気持ち。10センチ、もっと言えば1センチ先にボールが触れたほうが勝つ。戦術プラスアルファがある。ミスをしてもすぐに取り返す気迫があれば、必ずいい結果が転がってくる」
間違いなく、昨シーズンのベストゲームと呼ぶに相応しい好ゲームだった。F東京は試合開始直後から自陣に引きこもることなく、積極的に仕掛け続けた。鹿島のストロングポイントであり、ウィークポイントである両サイドバックに圧力を掛け続けてサイドを攻略すると、そこを起点にゴールを重ねた。鹿島も最後まで追いすがったが3-2で振り切り、味スタのピッチには歓喜の声が降り注いだ。
昨年の歓喜は味スタに訪れるのか。そしてF東京は、再び対峙する王者相手にどのようなサッカーで挑むのか。試合は13時、味の素スタジアムでキックオフする。
F東京は、今シーズンから標榜する中盤をボックス型にする4-4-2システムが機能せず、開幕から数試合は低調なゲーム内容が続いた。そこで、指揮官は、結果を重視した現実路線へと転換して星を五分へと戻した。キーマンとなったのは、浅利悟だった。浅利は中盤の底に入ってバイタルエリアを埋め、大量失点が続いたチームに秩序をもたらした。そして、この鹿島戦がリスタートとなる。
「フォーメーションも少し変わるかもしれないし、相手のサイドで数的優位を作ってそこを起点にしてうまく攻めたい。鹿島は個々の能力が高いし、カウンターも鋭い。ただ、僕らはいいサッカーをして勝ちにいく」(徳永悠平/F東京)
徳永が話すように今季F東京が何度も味わった守備のリスクを突けるかがこのゲームの鍵となる。鹿島は、今季からF東京が敷く4-4-2システムと形が似ている。中盤が中央に偏るため、サイドで数的不利が生まれやすい。攻守の切り替えを早くしてその泣きどころを突かれないようにしているが、肉体、精神的にも酷使するサッカーは疲労度も蓄積しやすい。鹿島は火曜日にシンガポールでのゲームをこなし、中4日での今節となる。3連覇を目指す王者でも“死角なし”とは言い難いはずだ。
伏線もすでに描けている。F東京は、両ワイドの高い位置にカボレ、石川直宏を置く昨季の布陣を前節磐田戦で試している。対鹿島戦で効力を発揮したシステムだけに、今節も機を見ての発動が考えられるだろう。
「個を生かすことはリスクも伴う。ただ、守備のバランスを意識したポジショニングができれば、いい形で飛び出していけると思う。僕としては守備も意識しつつ、攻撃で爆発したい。鹿島はどのチームにとっても強い相手というイメージがあると思う。その鹿島に勝てば、僕らに対する周りの印象も変わる。F東京が嫌だという印象を周りに与えたいし、僕らもこのゲームに勝って勢いに乗りたい」(石川直宏/F東京)
苦しみ抜いてしっかりと足場を固めた。だからこそ、王者との戦いは、城福トーキョーを新たなステージへと導くはずだ。ここから更なる高みへと飛翔する。
以上
2009.04.11 Reported by 馬場康平
J’s GOALニュース
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