5月20日(水)ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 広島(19:30KICK OFF/横浜)
★ヤマザキナビスコカップ特集|チケット情報
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『横浜F・マリノスが最下位』。
もちろん、リーグ戦のことではない。今季ヤマザキナビスコカップ、Aグループの現在までの順位だ。横浜FMは2節を終えた時点で、1分1敗で勝点1。3チームが同じ勝点で並んでおり、総得点の差で最下位にいるだけだ。ただし、3節・4節のホーム2連戦は重要。ここで連勝を飾り、決勝トーナメント進出に一歩でも近づきたい。
サンフレッチェ広島の方は、まだ1試合を消化したのみ(2節は試合なし)。ただ、それでも1勝したため、2位につけている。16日のリーグ戦では前半に3点を奪って、モンテディオ山形に3−1で大勝した。その勢いを持ち込み、グループ首位の座を狙いにくるだろう。
横浜FM対広島といえば、今季リーグ戦の開幕カード。再び両チームが激突する。横浜FMにとって、2−4の逆転負けを喫した前回の広島戦は、苦い思い出しか残っていない。渡邉千真は開始3分でいきなりプロ初得点を決めたが、「それ以外、相手に何もさせてもらえなかった」と振り返る。横浜FMは、広島の豊富な運動量と自慢のパスワークに翻弄され、守備が混乱。前半だけで3点を失ってしまったのである。渡邉は「1度負けた相手に2度負けられない」と、語気を強めリベンジを誓った。
では、横浜FMが同じ過ちを繰り返さないために、何をしなければいけないのか。まず、警戒したいのは、広島が誇る前線のトライアングル。佐藤寿人、高萩洋次郎、柏木陽介だ。高萩はリーグ戦で3戦連続の今季5ゴールと絶好調。柏木も16日の山形戦で1得点1アシストと、乗っている。
ただ、横浜FMの何人かの主力選手が、相手のキーマンとして彼の名前を挙げていたのは、佐藤寿人だった。なぜなら、彼が攻撃の起点になるからだ。
佐藤寿がトップの位置でボールに絡むことで、シャドーの高萩と柏木が発動する。そして佐藤寿からのパスを受けたり、セカンドボールを拾うことで、2人は前を向いてプレーし、持ち前の技術を発揮できる。だから、起点となる佐藤寿には要注意。彼に仕事をされるとやっかいだ。横浜FMは16日のF東京戦から4バックを採用した。今回は、DF中央2枚とボランチの松田直樹が佐藤寿をサンドし、動きを封じる守備が求められる。
また前回の対戦では、相手のストヤノフやボランチへのプレスが甘く、前線へいいパスを通される場面が多かった。そのため、守備ラインが下がり、シャドーの2人にスペースを与えてしまったものと思われる。そこは、FWからの連動した守備で対応したい。
とはいえ、守備偏重になってもいけない。16日のF東京戦では、「初めてのシステムで、まずは守備から入った」(兵藤慎剛)ため、「攻撃の人数が足りない」という選手が多かった。まだ不慣れなシステムで、攻守のバランスをとるのは難しい部分もあるだろう。だが、リーグ戦につなげるためにも、その『コツ』を早く掴んでほしい。
以上
2009.05.18 Reported by 小林智明(インサイド)
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