5月20日(水)ヤマザキナビスコカップ 清水 vs 山形(19:00KICK OFF/清水)
★ヤマザキナビスコカップ特集|チケット情報
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「今年こそ」とタイトル獲得を誓う清水にとって、2カ月ぶり2試合目となるヤマザキナビスコカップ予選。前節(3/29)はホームで京都に2-0で完勝し、今度もホーム、アウスタを舞台に山形と対戦する。その後の4試合でホームゲームが1つしかないことを考えても、何としても勝って勝点を6に伸ばしておきたい一戦だ。
そのため長谷川健太監督も、あくまで全力で勝ちにいく姿勢を強調する。メンバー的には、腰に痛みのあるフローデ・ヨンセンと、鹿島戦での打撲が完全に癒えてはいない兵働昭弘に大事をとらせることを示唆しているが、その代わりになるのは、永井雄一郎と藤本淳吾。彼らが奮起すれば、むしろ戦力アップにもなりうる実力の持ち主だ。その他のスタメンは、とくにトラブルがなければ直前の大分戦と変わらない見込み。大分戦を腰痛で休んだ児玉新には今回も無理をさせない予定で、左サイドバックの太田宏介とGK山本海人は2試合連続の先発となるだろう。
試合に臨むコンセプトも、快勝した大分戦と同じ。すなわち、キックオフ直後からアグレッシブな攻撃を展開し、先制点を奪って主導権を握るという狙いだ。山形のほうは、アウェイで引き分けも視野に入れながら、失点を0に抑える中でセットプレーや相手のスキを突いて勝機をうかがうという戦い方が予想されるため、なおさら先制点は重要になる。
ただ、山形の守備は、組織がよく整備され、各選手が忠実にポジションをとってゴール前のスペースを埋めているため、単純な放り込みではゴールを奪うことはむずかしい。ボールを速く動かし、サイドで数的優位を作ったり、サイドチェンジを繰り返したりしながら、いかに山形の堅守を攻略できるか。そこは、清水にとって課題の部分でもあるので、この試合はある意味で重要な試金石となるだろう。
また、いったん守備のブロックを固められてしまうと、そこを攻め崩すのは簡単ではないので、その前にシュートまで持っていくということも重要になる。そこでポイントになるのは、前線からの精力的な守備でなるべく高い位置でボールを奪うことと、その後の素早い攻め。すなわち、長谷川監督の言う「ファストブレイク」だ。
その意味では、大分戦は明るい材料が見られたゲームだった。これまでよりも前線からの追い込みが良くなり、高い位置でボールを奪う回数が増えて、さらにそこから長い距離を走ってゴールに迫る選手の数も増えた。前からの守備が機能すれば「DFラインも上げやすくなる」(青山直晃)ため、よりファストブレイクもかけやすい状況になる。
そうした好循環をさらに加速していくためにも、前線の選手たちには立ち上がりから相当頑張ってもらわなければならないだろう。もちろん中盤の選手も、攻守において惜しみなく長い距離を走りきる頑張りが求められる。
逆に山形の攻撃に関しては、中盤ではそれほど手数をかけないが、サイドから攻めるという自分たちの型を持っており、クロスも正確なので要注意。セットプレーでも良いボールが入ってくるので、ハイボールに自信を持つ2人のセンターバック、青山と岩下敬輔や、クロス対応を得意とするGK山本海らの責任も大きくなる。
山形のほうも、FW古橋達弥に左足の張りがあるなど、できれば休ませたい選手もいるため、どの程度メンバーを変えてくるかわからない。だが清水としては、どんなメンバーで来たとしても、ホームで勝ちきれる態勢は整えている。守りの堅い相手を自力で攻め崩すという意味では、大分戦よりも難しいゲームになるだろうが、ようやくつかみかけた上昇気流に完全に乗っていくためには、この試合でも何としても結果を出さなければならない。
以上
2009.05.19 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
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