5月20日(水)ヤマザキナビスコカップ 大分 vs 浦和(19:30KICK OFF/大分)
★ヤマザキナビスコカップ特集|チケット情報
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昨季ヤマザキナビスコカップを制し、リーグ4位に躍進した大分。ところが4月4日のJ1リーグ4節浦和戦で黒星を喫して以来9連敗と、チームは窮地に追い込まれている。特に気がかりなのは、昨季1度しかなかった3失点が今季は5度もある。守備が安定しなければ、どんなチームも低迷する。しかも大分のように守り勝っていたチームであればなおさらだ。まずは守りの修正を図り、強い闘争心を持ち、ホーム九州石油ドームで何らかのキッカケを掴みたいところだ。
対戦相手は現在リーグ2位の浦和。05年途中にシャムスカ監督が就任した直後に対戦した相手だ。当時リーグ戦11試合勝利のないチームを率いてわずか3日で浦和と対戦した指揮官は、「サッカーで一番大事なのは戦術や技術でなくメンタルだ」とシャムスカイズムを注入し、見事に初采配、初勝利を収めた。あれから5シーズン経った今、状況は似通っている。失った自信を取り戻すための戦いとなる。
今節も大分はブラジル人トリオを含む故障者6人の主力が出場できない。シャムスカ監督は、「連戦で疲れのたまっている選手を3人ほど先発から代える。連敗によりメンタルの切り替えも考慮したい」とし、GK西川周作に代え下川誠吾の起用を示唆。前節清水戦で2年目のMF小手川宏基、1年目のFW東慶悟のユース昇格組が高パフォーマンスを披露しており、思い切った若手の起用も考えられる。
一方、フォルカー フィンケ監督が就任してからパスワークを軸とするチームに変貌している浦和は、前々日の練習で田中マルクス闘莉王が右太腿に違和感を訴え、全体練習から離脱。こちらも連戦の疲れを考慮して、メンバーを入れ替える可能性がある。ただ、大分と異なり選手層が厚いため戦力が落ちることはない。逆に今まで出場機会に恵まれなかった高原直泰や三都主アレサンドロ、堀之内聖などは、アピールの場としてモチベーションは高いだろう。今季の浦和は山田直輝、原口元気ら10代の選手がチームに刺激を与え、質の高いポゼッションサッカーを見せ付けている。前節のG大阪戦では、ボール支配率で上回り、守ってはリーグ最多得点を記録する相手をシュート5本に抑え込み零封。守備ブロックは安定感を増し隙がない。
大分にとって厳しい戦いとなるのは必須。ただ「リーグは崖っぷちだが、ヤマザキナビスコカップはチャンスがある」(シャムスカ監督)と昨季カップウィナーの意地がある。DF陣の連係不足など課題は山積みだが、とにかく最悪の流れを断ち切りたい。そのためにはチーム全体で激しくボールを奪い、積極的に前線へパスを供給する“堅守速攻”のスタイルを確立し、勝点1でもいいので結果を残したいところだ。
以上
2009.05.19 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
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