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【AFCチャンピオンズリーグ G大阪 vs ソウル】レポート:宇佐美貴史が衝撃の公式戦デビューを飾る。G大阪が内容で圧倒するも今季ACL初黒星。FCソウルはラウンド16進出を決める。(09.05.21)

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5月20日(水) AFCチャンピオンズリーグ
G大阪 1 - 2 ソウル (19:00/万博/6,861人)
得点者:64' 宇佐美 貴史(G大阪)、74' ダムヤノヴィッチ(ソウル)、91' キム ハンユン(ソウル)
ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土)に国立競技場で開催!
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 スコアレスで迎えた64分。この日、最も注目を集めていた17才は、そのプレッシャーをものともせず、というより、プレッシャーを力に代えて、力強く右足でプロ初ゴールを叩き込んだ。

 『宇佐美貴史』。彼の存在がサッカー界で注目を集めるようになって、何年経つだろう。ジュニアユース時代からユースチームの一員として活躍。高校2年生、若干17才にしてクラブ史上最年少でのトップチーム昇格。しかも、稲本潤一(現フランクフルト)を抜く、クラブ史上最年少での公式戦デビューを飾り、その試合でACL史上最年少でのプロ初ゴールを決める。となれば、「やはり、ポテンシャルは高い」と、西野朗監督が唸るのも当然だろう。「裏に出ようと思った瞬間に両足がつった」中で、「ここで踏ん張らないとアカンと思って頑張った」17才は、持ちうる能力全てを注ぎ込んでゴールネットを捉える。本人曰く「蹴ったところまでは覚えているけどどんな弾道でネットにささったとかは覚えていない。その後すぐに足がヤバいと思って、足を伸ばすことに必死だった(笑)」と苦笑いを浮かべた大切なメモリアルゴールの記憶は、おそらくこの試合を観戦した全ての人の脳裏にしっかりと焼き付けられたに違いない。

 その衝撃のあまり、宇佐美ばかりに目がいくものの、評価すべきはこの日ピッチに立った選手たち、全てだろう。試合後、誰もが「結果が欲しかった」と振り返った通り、昨年、今年とACLでは無敗を続けていたG大阪にとっては悔しい黒星ではあったが、主力を欠く中、立ち上がりから個々が役割を理解した中で、攻守に連動し、G大阪らしいサッカーでFCソウルを圧倒できたことは十分、評価に値するものだった。それはFCソウル率いる、セノール・ギュネス監督の言葉からも感じられる。
「最終的に勝てたのは嬉しいのですが、全体的に見れば、ガンバの方が技術的に優れていた」。

 一方、グループ3位につけていた、FCソウルにとっては、何より「勝たないといけないゲームでした。その上で山東の結果を待たなければいけなかった」試合となる中、内容は乏しいものであったとはいえ、74分にFWデヤン ダムヤノヴィッチが同点弾。更にロスタイムにも粘りを見せ、MFキム ハンユンが逆転ゴールを決め、そして勝点3を得たことが全てだと言える。その証拠に、もう一つのカード『スリウィジャヤVS山東魯能』戦で、勝利が確実とみられていた山東魯能がまさかの逆転負けを喫し、FCソウルはラウンド16進出を決めたのだから。

 立ち上がりから内容もよく、常に試合のイニシアチブをとっていたG大阪が敗れ、主力抜きで挑んだG大阪に苦戦を強いられたFCソウルが勝つ。そのロスタイムの逆転弾が、わずかな可能性をたぐりよせるかのようにFCソウルをラウンド16進出に導く。やはり、サッカーは最後まで何が起きるか分からない。

以上

2009.05.21 Reported by 高村美砂
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