5月20日(水) 2009 ヤマザキナビスコカップ
千葉 0 - 1 F東京 (19:00/フクアリ/8,787人)
得点者:19' 近藤祐介(F東京)
★ヤマザキナビスコカップ特集|チケット情報
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千葉がF東京を相手に劇的な逆転勝利を収めた昨季のリーグ最終節、そして今季のリーグ第6節と同様に、この試合もF東京が前半に先制点をあげた。だが、『二度あることは三度ある』とはならなかった。今節の千葉は後半の得点機をモノにできず、最後までノーゴール。今季の公式戦で初の連敗となった。
千葉は左足の負傷個所が回復したDF池田昇平がセンターバックのスタメンに復帰し、池田の欠場中はセンターバックでプレーしたDF坂本將貴が右サイドバックに戻った。対するF東京は主力に複数の負傷者がいたことなどから、右サイドバックにDF椋原健太、右サイドハーフにMF田邉草民といった若手、ボランチにはベテランのMF金沢浄を起用。そのスタメン変更の影響もあったのか、立ち上がりのF東京はリーグ第12節横浜FM戦で見せたような効果的なパスワークができず、序盤は千葉がボールを回す場面もあった。
均衡が崩れたのは19分。F東京はボランチのMF米本拓司が仕掛け、パスを受けたFW平山相太が左サイドのスペースへパス。抜け出したFW近藤祐介は一対一になった千葉の池田を切り返してかわしてシュートする。7分の角度のないシュートはファーサイドのゴールポストに当たって外れたが、今度はボールがゴールマウスに転がり込んだ。
1点ビハインドで後半を迎えた千葉は反撃を開始。50分にはMFアレックスのFKに合わせたヘディングシュート、64分にはロングパスを胸でトラップして素早く左足でシュートといったFW巻誠一郎の得点機も、ボールがGKにキャッチされたり、ゴールポストの少し横に飛んだりとゴールにならない。MF工藤浩平のスルーパスに反応した86分のMF米倉恒貴の決定的なシュートはF東京のGK権田修一の好守に阻まれ、『1点』が遠かった。
「うちは最後に押し込まれると弱い。もう少し落ち着ければと思う」と近藤が振り返ったように終盤はばたついたものの、F東京は前線からのしつこいプレスも効果を発揮し、リーグ第11節から公式戦3試合連続となる完封で勝利を収めた。ただ、試合後の城福浩監督が記者会見で「1−0で終わっちゃいけない試合」と話したように、ほとんどの時間帯で主導権を握りながら千葉にとどめを刺す追加点を奪えなかった決定力の問題は大きい。「腰が入っていないと言うのか、打たされたシュートではなく、シュートに向かって崩していく最後の一工夫が必要」(リーグ第12節でのFW鈴木達也)という部分の向上が望まれる。
一方、千葉は決定力云々を語る前に攻撃の形がうまく作れていなかった。選手個々の頑張りは伝わるが、連係で崩すよりも個人技でなんとかしてフィニッシュまでもっていこうという形が多くなってしまい、全体的に連動性を欠いた。攻撃のミスでボールを奪われ、守備でも連動性の欠如や個人のイージーミスがあっては、F東京に千葉の倍の18本ものシュートを打たれるのも当然だ。「中盤の大ちゃん(DF斎藤大輔)、工藤、アレックスのところでボールを多く触れるといいんだけど」とは坂本の弁。リーグ第13節まで中2日で修正は難しいが、もがきながらの一歩ずつでも改善しなければ苦しい試合が続いてしまう。
以上
2009.05.21 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
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