5月20日(水) 2009 ヤマザキナビスコカップ
大宮 1 - 0 磐田 (19:00/NACK/6,973人)
得点者:22' マト(大宮)
★ヤマザキナビスコカップ特集|チケット情報
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名古屋戦でつかんだ手ごたえを浦和戦まで続ける、というのが今週のテーマの一つだった大宮。PKによる1得点を守りきり、完封勝利を挙げたことで守備陣がより自信を深めた一戦となった。PKを決めたセンターバック マトは「名古屋戦ほど内容は良くなかったが勝ったことが全て」と笑顔を見せ、得点よりも無失点を喜んだ。相棒である片岡洋介も「守備としては2試合連続でいいゲームが出来ていて、確実に手ごたえがある」と言い切った。守備陣の手ごたえは、名古屋戦からより大きくなっているようだ。その一方でリーグ戦、カップ戦含め初先発だった相手GK八田直樹から一得点も出来ず、シュートもわずかに7に留まったことは反省材料ではある。とはいえ全体的に見れば、これまで無失点が12試合中2試合しかないリーグ戦へ向け、悪くない勝利となった。
つい10日ほど前、アウェイで散々やられた磐田相手だということを意識しすぎたのか、それとも、開始直後の失点を意識してしまったのか、固い立ち上がりを見せる。藤本主税は「立ち上がりはよかったが、その後は良くなかった」と話し、相手の攻撃を必要以上に気にしてしまったと明かした。攻撃を作り、前線への飛び出しもみせるジウシーニョのつかまえづらい絶妙のポジショニングと、前回対戦時きりきり舞いにさせられたイグノの存在が、チームの動きを慎重なものにさせた。12分、「あまりにもバランスが悪かったので」と張外龍監督が動き両サイドバックのポジションをチェンジさせた。これにより、前節名古屋戦の布陣と同じ形で左の中盤、デニスマルケスが入っていたところに土岐田洸平が入る。右サイドバックに波戸康広が回り、左サイドバックにはパクウォンジェ。この形を取ってからチームの攻撃がスムーズに行きだした。今季サイドバックを努めてきた土岐田だが、昨年の入団時はフォワードだった選手。2列目に入り、「ディフェンスのバランスが悪いといわれ、位置を変えられた。まずいから攻撃で頑張ろうと思った」と前線に積極的に顔をだし、攻撃が活性化された。
21分にはその土岐田が「スペースがあると思っていた」とペナルティエリア内に飛び出し藤本からのスルーパスを受ける。必死で食い下がる那須大亮のプレーはファールとなり、PKを得ることとなった。このPKをマトが冷静に決めると、この得点は決勝点となった。
前半は、時間と共に流れをつかむことができたが後半に入ると一転、主導権は磐田が握る。大宮が得たチャンスは48分、橋本早十のコーナーキックにフリーでマトが合わせたものくらいだったのではないだろうか。このシュートは惜しくもポストをたたき得点とならなかったが、これ以上の得点機を生み出すことは出来ず。一方、磐田は成岡翔、萬代宏樹を投入、逆転を狙うがこちらも得点にいたることはない。ただ「どっちに転んでもおかしくないゲーム」と片岡が振り返ったとおり、決定機自体は磐田のほうが多かった。65分には前田遼一がゴール前左の裏に絶好のタイミングで飛び出しGKと1対1になるもシュートを外し、続く66分には中央の山本康裕からのカウンター、右サイドでラストパスをフリーで受けた太田吉彰のシュートは枠を大きく外れ、73分には成岡の右サイドからのミドルシュートはブレ球でGK高木貴弘は「体にあたってよかった」と胸をなでおろし、とひやりとするシーンは多かったものの、課題であった終了間際まできっちり守りきった。
開始直後、もしくは結果が決まりかけた試合終了直前の失点が多かった大宮。名古屋戦でも開始直後こそやられなかったが終了間際に引き分けに持ち込まれた。それに比べれば、攻められこそしたが冒頭にセンターバック陣のコメントを紹介したとおり、自信につながる完封勝利となった。この手ごたえを週末のダービーでは更に強固なものとして披露したいもの。試合終了直後から話題が週末のダービーに集中し、選手たちの表情が切り替わっていたことは、非常に印象的だった。
以上
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