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【J2:第17節 仙台 vs 横浜FC】プレビュー:これまでの結果は大きく違えど、共に新クールに向けて「仕切り直し」としたい一戦。その舞台は福島県(09.05.22)

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5月23日(土)J2 第17節 仙台 vs 横浜FC(13:00KICK OFF/福島)
スカパー!生中継 Ch183 12:50〜(解説:菅野将晃、実況:守屋周、リポーター:村林いづみ)
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 今季が全51試合と聞いた時、J2本来の厳しさを(不本意ながら、長く経験させられている)私たちですら「長い!」と卒倒したものだが、いざ始まってみれば、短い試合感覚に閉口させられるのはさておき、試合が過ぎていくのはあっという間。気がつけば次節で、第1クールが終了ということになる。
 ひとまずの仕切り直し。ここまで好調だったクラブも、そうではなかったクラブも、次のクールへ期する思いを胸に臨む、第17節である。

 仙台は勝点の面で言えば好調といえるか。序盤は得点力不足に苦しめられたものの、第8節からはようやく攻守の歯車が噛み合い、怒濤の7連勝で一気に勝点を伸ばした。ここまで勝点32で3位につけている。
 だがそんな仙台も、今節に対する心境は「仕切り直しの一戦」。前々節の徳島戦、そして前節の愛媛戦、共に後半立ち上がりの悪い入り方という課題を払拭できず、1分け1敗とブレーキがかかってしまった。悪い流れは、第1クールの内に一度断ち切っておきたい。
 この2試合で苦しんだ理由は明らかだ。後半から気持ちも新たに、仙台の最終ラインめがけてボールを素早く運び、積極的な勝負に出てきた相手の攻撃に対し後手を踏んでしまうことである。また、リスタート時に集中が欠けてしまうなど、ここまで堅守を誇ってきた仙台らしくない、苦しい展開をここ数節続けてしまった。とはいえコンディションも気にせざるを得ないこの3連戦下では、トレーニングで対策に多くの時間を割くわけにもいかない。「映像を使って、ミーティングで修正していくしかない」と手倉森誠監督も悩ましい表情を見せていた。
 しかし今節の仙台には光明もあり、ケガで戦線を短く離脱していた選手が今節に合わせて戻ってくる。なかでもFWの平瀬智行には期待したい。平瀬、そして富山戦の負傷でこちらは長期離脱している中島裕希を欠いたFW陣だが、前節はマルセロソアレス、中原貴之のコンビで1ゴールをあげたものの、共に後半の比較的早い時間に下げられてしまうなど、監督から全幅の信頼を勝ち取るには至らなかった様子。「後方からのボールに合わせて動くのではなく、自らの動き出しでボールを引き出す動きがほしい」という監督の希望を叶える上で、やはり平瀬は一枚上手という結論が、前節の愛媛戦だった。
「足はたぶん大丈夫。まだ少し痛みはあるが、試合になったらどうなるかなんて考えていたら試合に出られない。起点になれる動きをして、2列目、3列目の飛び出しを引き出したい」と語る平瀬。実は試合当日の23日が32歳の誕生日(本人いわく、サッカー人生において、自身の誕生日が試合だというのは初めてだそう)という彼には、チーム状況も相まって期待が集まる。

 一方の横浜FCだが、こちらは文字通り、新クールに向けて第1クールの苦悶を「リセット」するための一戦となる。
 連敗は6で止めたものの、前節はホームで岐阜に追いつかれての引き分けと、相変わらず状況は苦しい。また岐阜戦でも、連敗中と同じように組み立ての時点からミスが目立ち、あわやという場面を何度も献上していた。
 何より、点が取れないのが厳しい。ここまで11得点はリーグ最少。しかも得点者を見ると、チーム内得点王の早川知伸(唯一の2得点)を筆頭に、八田康介、戸川健太と、DFの選手がチーム総得点の3分の1以上である4得点をたたき出しているという状況であり、前線の選手の奮起が大いに必要だ。
 樋口靖洋監督は就任時から、攻撃的なチーム作りを目指していたはずだが、まずは90分において極力ミスを減らしていかないことには、(ここ2試合で2失点は続けているものの)攻撃のベースは作れず、未だリーグ最少失点を維持している仙台の守備を破るのは難しいだろう。とはいえ第15節鳥栖戦では、最下位のチームとは思えない細かなつなぎからの展開を見せるなどポテンシャルは持っているだけに、ここはこれまでの戦いを一旦忘れ、積極的なトライが求められる。実際に仙台はここ数節、相手の勢いに乗った攻撃にさらされると弱さを見せるという傾向が続いているため、挑戦が突破口となる可能性は大いにある(逆に言えば仙台は、この部分で改善を見せる必要がある)。

 今節の舞台は、ベガルタ仙台のクラブ史上初めて、宮城県を飛び出し他県でのホームゲーム開催となる、お隣福島県は福島市、福島県営あづま陸上競技場での開催。仙台としては初めてだが、実は横浜FCは一度、同スタジアムをホームスタジアムとして使用した経験がある。2003年のJ2第33節、ここに新潟を迎えた一戦がそれだ。
 しかし結果は、1−7。終了間際には当時横浜FC所属のGK菅野孝憲が一発退場となるなど、横浜FCにとってはどちらかといえば忘れてしまいたい類の記憶であるが、福島のサッカーファンにもしまだこの試合の記憶があるのならば、ある意味で名誉挽回のチャンスでもある。
 もちろん、ホームである仙台にとっては、お隣のサッカーファンに「東北にベガルタ仙台あり」をアピールする絶好の機会。そう書いているとまるで国盗り合戦であるかのようだが、勝敗はともかく、素晴らしいプレーでファンを魅了する戦いに期待したい。

以上
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