5月24日(日)J2 第17節 鳥栖 vs 愛媛(16:00KICK OFF/鳥栖)
スカパー!生中継 Ch183 15:50〜(解説:サカクラゲン、実況:南鉄平、リポーター:ヨンヘ)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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今節で、第1クールが終了する。全51試合の17試合目、17/51と言うことは、ちょうど三分の一が消化することになる。前節までに、狙い通り開幕ダッシュを行えたチームや思うように勝点を上積みできなかったチームなど、悲喜こもごもあるだろうが、戦う選手やスタッフは、第17節を“単なる通過点”としてとらえているのではないだろうか。しかし、応援しているファンやサポーターは、“3回戦総当りの一回り目”の終了節目と映る。だからこそ、今節を勝利で飾り、第2クールへの弾みと期待を寄せる。
鳥栖は開幕3連敗でスタートダッシュに失敗した。C大阪・札幌・仙台と現段階の上位相手だったことを考えると予想された結果かもしれない。負け知らずだった甲府・湘南に初黒星をつける試合もあった。しかし、攻守のバランスを欠いて、前節までに5勝5分け6敗、得失点差-4とJ1昇格を宣言したチームにしては、寂しい結果となっている。第一クールの最終試合で五分の戦績に戻し、第二クールで巻き返しを図りたいところである。
愛媛は開幕ダッシュで3連勝1分けと最高のスタートを切った。しかし、第4節C大阪戦でつまずくと、2分けを挟んで4連敗と開幕ダッシュの勢いを逸してしまった。その後は、連敗連勝と一時期の不振は拭い去ったような感がある。結果は前節まで、6勝3分け7敗の10位と、鳥栖同様今節で五分の戦績に戻しておきたいところである。
鳥栖が今節で五分の戦績に戻すためには、3試合連続で続いている無失点を伸ばすこととFWの奮起に尽きる。前節では、圧倒的に富山を押し込みながら、得点が奪えずに勝点1の上積みしかできなかった。出場停止明けのMF高地系治と武岡優斗がどれだけ攻撃に絡めるのか、累積警告で出場停止となったDF磯崎敬太の代役を勤める選手がどれだけ機能するかに注目しておきたい。
また、第13節草津戦以降FWに得点が生まれていないだけに、FWに入る選手と前節実力の片鱗を見せたMF山瀬幸宏に期待がかかる。右サイドに偏りがちだった攻撃だが、左右のバランスを取りながら鳥栖らしく全員攻撃・全員守備で90分間戦えれば、自ずと勝機は見えてくるだろう。決定機の精度は回復途上だが、「チーム全員でチャンスの回数を増やすことで得点につなげる」(岸野靖之監督/鳥栖)ことで、得点は生まれるに違いない。
対する愛媛だが、前節は前後半で2つの顔を見せた。どちらも愛媛の実力で、連勝もするが連敗もする今季の戦い方らしい。後半に見せた“連係と反復”を前半から行うことで、“強い愛媛”になるに違いない。高さと強さを持つFWジョジマールと元気者の内村圭宏の好調2トップに赤井秀一と青野大介の“レッド&ブルー”コンビと横谷繁と大山俊輔の“谷&山”コンビの連係が絡み合えば、前節仙台を逆転勝ちで破った怒涛の攻撃を見ることができるだろう。
今節のベストアメニティスタジアムは、
鳥栖のサイド攻撃がどれだけ多くの好機を作り出すのか・・・
愛媛の中盤がどれだけ連係良く攻撃を仕掛けるのか・・・
この2点が勝敗を分ける大きなポイントになるだろう。
今節のスタジアムも熱くなりそうだ。
戦いは、試合に負けて終わるのではなく、目標が潰えてしまったら終わるのである。長いシーズンの三分の一が終了する。が、まだ目標はどのチームも潰えてない。目標に向かって、ともに戦おう。その先にある“まだ掴み得ていない”甘美な夢のために・・・。
サッカーの試合ではボールを追うが、応援する我々はゴールの先にある夢を追っている。
サッカーには夢があるとつくづく感じる次第である。
以上
2009.05.22 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
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