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【J2:第17節 岡山 vs 草津】プレビュー:ディフェンスを組み立て直して挑む第1クール最終戦。岡山はここで、上昇へのきっかけを作りたい。(09.05.24)

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5月24日(日)J2 第17節 岡山 vs 草津(16:00KICK OFF/岡山
スカパー!生中継 Ch182 15:50〜(解説:佐藤慶明、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
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 ここ3試合で10失点した岡山が、ディフェンスを組み立て直して挑む第1クール最終戦だ。メンバーにも植田龍仁朗、金廣閔が戻っており、ケガからの復帰後、2試合連続出場した野本安啓、開幕戦からフル出場の澤口雅彦と、クールなプレーをする最終ラインが揃った。また、突かれることの多かった最終ラインとボランチのスペースでは、数的不利に陥った状況での役割分担やマークを明確にすることで、崩されない守りを取り戻しつつある段階だ。

 草津も最近のゲームでは勝ちがなく、北関東ダービーで栃木に敗れるなど、思うような結果が得られていない。課題であったセットプレーでの失点は抑えられ、失点数自体は減っているが、上がっていったサイドバックの裏を突かれるなど、ここ数試合は僅差で敗れ、ディフェンスにおけるリーダーシップが改めて問われている。

 しかしながら攻撃面においては、全員攻撃が機能する草津。「都倉賢、後藤涼と、タイプの異なるストライカーがいて、スピードも強さもある。切り替えが早く、サイドから展開する攻撃も巧い。結果には出ていないが、勝ち試合をしていると思う。とくに都倉は、抑えなければいけないポイント」と岡山・手塚聡監督は評する。右サイドハーフ・廣山望の緩急自在のドリブルや、左サイドハーフ・熊林親吾のパスワーク、またフォワード出身で現在は左サイドバックを定位置とする小池純輝が積極的にゴールを決めるなど、草津は失点数こそJ2ワーストだが、それを上回る攻撃力があることは明白だ。

 対して、岡山は攻撃面でも現在、課題を抱えている。流動的な動きが見られず、チャンスを掴んでも、肝心な時にエリア内に人数が足りない状況は悲劇的だ。ポストプレーヤー・西野晃平をマークする相手の動きを見越して、攻撃のバリエーションを増やさなければ、とにかく勝つことはできない。「うまい縦の関係やギャップを作ったり、といったコンビネーションが出来れば、いい状況になると思う」というのは、喜山康平だ。過去2試合、スタメンでフォワードに起用された喜山は、中盤やボランチにいてもゴールへの執念を発揮する。また東京V戦で途中から入ったMF三原直樹は、絶好のチャンスを生かし切れず、忸怩(じくじ)たる思いを味わうと同時に、試合感もよみがえっているはずだ。前節の借りを返すシーンをホームで見せて欲しい。

 ゴール前でのフェイントやバリエーションと迫力のある草津の攻撃をかわしながら、いかに岡山がチャンスを作り出し、決定出来るかでどうかで面白くもつまらなくもなるゲーム。岡山にとっては難しい試合が続くが、ここで上昇へのきっかけを作りたい。

以上

2009.05.22 Reported by 尾原千明
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