5月23日(土)J2 第17節 甲府 vs 徳島(16:00KICK OFF/小瀬)
スカパー!生中継 Ch183 15:50〜(解説:塚田雄二、実況:横内洋樹、リポーター:石河茉美)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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今節の対戦相手は第14節から札幌、仙台、湘南と、3節連続で上位チームの襟首を引っ張って連続で引き分けに持ち込んでいる美濃部(直彦)・徳島。上位チームに対して紙一重のところでプレーできているので、ここ数節で一番嫌な相手になるだろう。もちろん、引き分けに満足している訳はなく、ここまで3試合の「もう一歩の悔しさ」をぶつけてくる。ただ、過去の対戦成績が6勝2分けと負けたことがないというのも意外。甲府は愛媛のニンスタは苦手だけど、徳島のポカスタ(鳴門大塚)は得意と言うことなのか。因みに、湘南も四国勢は苦手。
GWの連戦では思ったほど勝点を伸ばすことが出来なかった甲府だが、ちょっと前はクラブのイベントで田植えをしていた井澤惇が前節の福岡戦で初先発を果たしてチームに活力をもたらした。また、FWの森田浩史は前々節の富山戦で11試合ぶりのゴールを決めると、前節の福岡戦でも連続でゴールを決めている。ゴールがないときもプレーの質は高かったが、その森田がゴールという結果と再び仲良くなったことは甲府の強み。森田自身が「4ゴール、3流血」と言うように、身体を張ったプレーがゴールに繋がっている。秋本倫孝の出場停止をマイナスにすることなく、新しい力を活力に勝利に結びつけたことは大きな収穫だ。バレー以来の「ありえないゴール」を決める天然素材・池端陽介(新婚)の存在も大きい。左サイドバックなのに、右サイドに駆け上がってゴールを決めるのだから、相手チームはスカウティングなんか出来ない。
と、ポジティブな要素を書き出したが今節も難しい試合になることは必至。中2日のスケジュールはお互いにきつい。選手は消耗から十分な回復を得られないまま戦わなければならない。甲府が前半に主導権を取ることが出来たとしても、その流れを90分間保って戦うことは出来ないだろう。苦しい時間帯は必ずある。それが凄く長いのか、それほど長くならないのかは戦ってみないと分からないが、消耗している中で「どちらのチームが自分たちのサッカーをやりきることが出来るのか」という戦いになる。徳島は選手やシステムを変えることで対戦相手に自分たちのストロングポイントを上手くハメてくるが、ファーストディフェンダーがしっかりマークに行けば、徳島がどんなシステムでも甲府もハメ返すことは出来る。富山戦のように後手を踏んだままズルズル行かないことが重要になる。安間貴義監督は「出来ることをやらないのは最低」と、富山戦後はガッツリとチームを引き締めた。
前節の徳島vs湘南を見ると、徳島の選手で一番嫌な感じがするのは徳重隆明。倉貫一毅や青山隼も効いているが、一番得点の匂いがするのが徳重。彼にいいボールを出させないためにもボールに対するプレスを緩めるわけにはいかない。山本英臣(新婚)は「相手の時間にどれくらい我慢ができるか。割り切ってそれをやれる強さがこのチームには出てきている。相手が走る相手なら、走り負ける訳にはいかない。ピリッとした空気の中でメリハリをつけたい」と、富山戦のようなことを繰り返さないことを心に強く刻み込んでいる。CBが4人並ぶディフェンスラインを持つ徳島に対して、攻撃ではやはりサイドが起点になる。森田、金信泳の高さに頼るだけではなく、彼らを起点にしてボールと人を動かして崩すことも今の甲府には出来る。福岡戦の杉山新のゴールがその形のひとつ。この流動的なプレーで徳島のディフェンスラインを切り裂きたい。
11人プラス3人の総力戦になる可能性が高い今節。1分でも長くいいバランスを保ち、それが崩れたときは、最後まで歌い続けるサポーターの力を借りて、我慢のサッカーで耐えて勝点3を手にしたい。
以上
2009.05.22 Reported by 松尾潤
J’s GOALニュース
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