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【J1:第13節 神戸 vs 柏】レポート:神戸の街に元気を!ケガ人続出の中、気持ち一つに戦いぬいた神戸が柏から白星。(09.05.24)

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5月23日(土) 2009 J1リーグ戦 第13節
神戸 3 - 1 柏 (19:04/ホムスタ/6,002人)
得点者:7' マルセウ(神戸)、65' 朴康造(神戸)、80' ポポ(柏)、89' 馬場賢治(神戸)
スカパー!再放送 Ch186 5/25(月)07:30〜(解説:桑原隆、実況:牛尾淳、リポーター:林智美)
勝敗予想ゲーム
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今年の神戸はホームで負けない。開幕以降続いている、そのジンクスは今日のホムスタでも破られることはなかった。インフルエンザ感染拡大の影響もあってか、今季リーグ戦では最低の6002人と、観衆の数こそ少なかったものの「人数を聞いて、それだけだった?というくらい、皆さんの声援が耳に力強く届いて来た。それが大きな力になった」とDF北本久仁衛。サポーターの熱は、チーム愛はしっかりと選手の心に響き、そして、90分間を戦いぬく大きな力となった。

両者ともに集中した立ち上がり。果敢に相手ゴールに向かう姿勢を強く示す。先制は7分、神戸。左サイドのFW吉田孝行があげたクロスを、ゴール前中央で相手DFとFWマルセウが競り、右ポスト前にこぼれたボールをMF朴康造がヘディングで折り返し。それをFWマルセウが頭で決める。神戸にとっては嬉しい先制点。対する柏にとっては決して悪い入りではなかっただけに、悔しい失点。「ここ数試合、先手を獲られる形が多く、今日もそういう展開になってしまい、選手はナーバスになりながら戦っていたように思う」とは柏・高椅真一郎監督の言葉だが、勝ち切れない試合が続く中、またしても『追いかける展開』となってしまう。それでも前半は互いに好機を見出しながら、1-0で終了。追加点を奪えなかった神戸、同点に追いつけなかった柏とそれぞれに課題を残した中での後半に注目が集まる。

その後半。立ち上がりの10分間は柏ペース。何とか追いつきたい柏が前がかりに試合を進めるものの、集中の感じられる神戸の守備を切り崩せない。神戸も、中盤の形を変えて好機を見出そうとするが今ひとつリズムを掴み切れない印象。ただ62分にFW吉田に代えてMF楠瀬章仁を投入し、再び4-4-2に戻してからは少しずつボールが落ち着き始めるようになる。

待望の追加点もその直後、65分のことだった。GK榎本達也からのボールをFWマルセウがヘディングで右のスペースに落とし、走り込んだMF朴康造が落ち着いて決める。何とか追いつこうと前がかりの姿勢を強めていた柏を突き放す待望の追加点。しかも、80分には直接フリーキックを柏のMFポポに決められ1点差に詰め寄られたものの、89分には再びその柏を突き放し、更には、柏の息の根を止める3点目を途中出場のFW馬場賢治が決める。

結果、3-1。神戸にとっては、リーグ中断を前に、これまで作り上げて来たカイオ・ジュニオール監督のサッカーを象徴するかのような内容での勝利。DF宮本恒靖やDF河本裕之、MFボッティ、MF金南一ら、主力を欠きながらも、ピッチ上の11人全員が汗をかくことを惜しまず、組織としての戦いに徹した中で全員に勝ちに行く姿勢を強く示したことで得た、内容が結果に直結する勝利だったと言える。一方の柏にとっては決して内容は悪くはないながらも、神戸に効果的に得点を積まれたことで失速していったという印象。またしても白星はお預けとなったが、この中断期間で是非とも悪い流れを断ち切って欲しい。

以上

2009.05.24 Reported by 高村美砂
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