6月9日(火)J2 第20節 愛媛 vs 湘南(19:00KICK OFF/ニンスタ)
スカパー!生中継 Ch183 18:50〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
☆勝敗予想ゲーム
----------
3連勝で第1クールを終えた時には上昇ムードが感じられた愛媛だったが、第2クールは連敗スタート。前々節の横浜FC戦、そして前節の甲府戦ではともに0対3で完敗を喫した。このように愛媛が連勝から連敗へと、流れが変わった大きな要因は故障者の続出にある。横浜FC戦を前に負傷したアライールや三上卓哉の怪我は「予測不能の形だった」と望月一仁監督も苦しい台所事情に頭を悩ませるが、それも既に起きてしまったこと。「苦しい時をどう乗り越えるか、いい方向に考えたい」と望月監督も気持ちを切り替えているように、これまで控えに回っていた選手にとってもまたとないチャンスをつかむしかない。
そして今節の湘南戦が火曜日に開催される変則的な日程もあり、その間に離脱者が少しずつコンディションを上げている点では、前節の甲府戦よりも愛媛の状況は好転している。甲府戦では内村圭宏が出場停止となり、ベンチメンバーにFWがいない状況となってしまったが、ここのところ大木勉や江後賢一らがトレーニングに復帰し、湘南戦では内村の出場停止も解ける。さらに「どんどん新しい選手が来るので、湘南が相手でも頑張らないと」と田森大己が語るように、先週、GK加藤慎也とMF永井俊太の獲得(柏から期限付き)も発表されたことも、チームにはいい緊張感をもたらしている。
しかし、相手は8試合負け無しで上位をキープする湘南。「中盤では飛び出してくる寺川能人もいて、守備では田村雄三がすごく貢献している。最終ラインにもジャーンや臼井幸平がいて…個の能力が高い選手が多い」と望月監督が語るように、前線の田原豊やアジエルらどこからでも得点が取れる攻撃(リーグ2位の得点数)を愛媛がしのぎ、そしてGK野澤洋輔を中心にした堅い守備(失点数はリーグで2番目に少ない)をこじ開けることは容易ではない。前節の湘南は熊本のワントップ・藤田俊哉に手を焼き2点のビハインドを背負うことになったが、それでもドローに持ち込み底力も見せた。
その古巣を相手にする大山俊輔は「攻撃の選手にしてみれば、湘南の守備は田村選手が効いている。そこを引き出してイニシアチブを取りたい」と語るが、愛媛は内村とジョジマールのツートップに加え、大山や横谷繁ら前線の選手が高い位置で奪える守備を心がけ、主導権を握る時間をどれだけ長くできるかがポイントになる。逆にそこで受身に回り、甲府戦のような入り方になって押し込まれてしまうことは避けたいところだ。
さらに、今節の愛媛はセンターバックの柴小屋雄一が出場停止となるため、吉川健太の初スタメンが濃厚となった。Jデビューとなった前節の甲府戦を振り返り「緊張感はあったし、あっという間だった。持ち味を出せなかったし、もっと競り合いで強くならなければ」と本人が反省するように、強力な湘南の攻撃陣を前に冷静な対応ができるか、その意味でも愛媛は試合の入り方に注意する必要がある。ただ、故障者の話に戻れば、その最終ラインでは今週、三上が紅白戦で元気な姿を見せた。「前回の対戦では個人が責任を持ってプレーできていたし、それを思い出してプレーすればチャンスはある」と三上は第13節の湘南戦(0対1の敗戦)を振り返ったが、当時連敗を脱したばかりの愛媛はその湘南戦でも戦う姿勢を見せ、素早い攻守の切り替えから自分たちの持ち味も出している。
そして愛媛のサポーターにとって忘れてならないのは、第12節の甲府戦と第16節の仙台戦。ニンジニアスタジアムで行われた今季2度のナイトゲームで、当時は3位の仙台と甲府を撃破した。ニンスタで3度目のナイトゲームを迎える愛媛は目下2連敗中でマイナスの要素も少なくないが、冒頭に記した望月監督の言葉のようにプラス思考でこの苦境を乗り切るしかない。そしてこの逆境を乗り越えられれば、チームはさらに一回り大きくなれるだろう。
以上
2009.06.07 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第20節 愛媛 vs 湘南】プレビュー:故障者、出場停止者が続く逆境も、愛媛はプラス思考で乗り切るしかない。ニンスタ今季3度目のナイトゲームで、湘南を相手に3度目の金星を狙う。(09.06.08)













