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【J2:第20節 愛媛 vs 湘南】レポート:苦しみながらも、勝利を手繰り寄せ引き出しを増やした湘南。敗れた愛媛は手ごたえをつかみながら連敗脱出はならず。(09.06.10)

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6月9日(火) 2009 J2リーグ戦 第20節
愛媛 2 - 4 湘南 (19:04/ニンスタ/1,708人)
得点者:20' 内村圭宏(愛媛)、32' 中村祐也(湘南)、44' 田原豊(湘南)、48' ジョジマール(愛媛)、62' 中村祐也(湘南)、73' 田原豊(湘南)
スカパー!再放送 Ch185 6/10(水)15:00〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
勝敗予想ゲーム
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愛媛と湘南、両チームが放ったシュートは合計36本、そして試合は6得点が生まれた打ち合いを制した湘南に軍配が上がった。ともにゴールを目指し続けた90分は、めまぐるしく攻守が入れ替わり、一瞬たりとも目が離せない展開が続いた。こうした、ともに積極的に攻める姿勢を貫く中で結果的に勝点3を手にしたのは湘南だったが、それでもシュート数を見れば、愛媛も前後半で22本のシュートを放って最後までホームでの連敗脱出を狙った。前半なら大山俊輔のフリーキック、後半なら田中俊也のフィニッシュなど愛媛のシュートがバーに嫌われる場面もあり、ツキに見放されたが決定機の数でいえばむしろ愛媛が湘南を上回っていたかもしれない。

「攻守に運動量が多く前からプレスもかかっていた」と金守智哉は試合後に振り返ったが、愛媛は持ち味でもある前線からの守備で湘南を追い込み、中盤でボールを奪って主導権を握った。「プレスの意識はできていたし、コースも限定できていた」と内村圭宏が振り返ったように、愛媛の先制点も積極的なプレッシングから湘南のミスを誘ったともいえる。逆に自らのミスが絡み前半で逆転を許したことは愛媛にとって悔やまれるが、それでも後半の開始直後には、大山のクロスをジョジマールがヘディングで押し込み同点に。闘う姿勢はスタンドにも伝わっていたし、それが試合後のスタジアムに沸き起こった拍手にも表れていた。

しかし、その苦しい展開の中でも勝ち切り、首位を奪回する貴重な勝点3をアウェイから持ち帰った湘南。「前節の教訓を生かし、すぐに取り返して我慢しながら逆転できた」とGK野澤洋輔は振り返ったが、追いついて同点に終わった前節の熊本戦から一歩進み、今度は今季初の逆転勝利をつかみとったことで、選手たちが得た自信も大きいだろう。「熊本戦では迷惑をかけたので取り返したかった」と語ったのは2得点の活躍を見せた中村祐也だが、ひとりひとりが悪い試合をも糧にして、それを乗り越えている。そして勝点を重ねる中で、第2クールに入っても逞しさを増し続けていることが、9試合負け無しという結果にも繋がりチームに好循環を生んでいる。

さらに、見逃せないのが反町康治監督の采配だ。選手を適材適所に配して4‐3‐3でチームのベースを築きながら、前節の熊本戦では途中からシステムを4‐4‐2に変更。さらに今節は途中から4‐2‐3‐1のダブルボランチにして、愛媛が優位に進める流れを変化させた。こうしてチームの成熟とともに、少しずつ引き出しを増やし始めた湘南というチームは、対戦する相手にとって今後さらに手ごわい存在となりそうだ。

一方で、敗れた愛媛はこれで第2クールに入って3連敗。およそ1ヶ月ぶりに大木勉がピッチに戻り、あと一歩でゴールこそ奪えていないものの相変わらず田中俊也も途中出場で決定機を作り続けている。今節も湘南を相手に奪った2得点は評価に値するが、やはり課題となるのは守備。この3連敗で10失点の守備に修正は必要だ。

ただ、その点でも前線からの連動した守備は機能しており、あとは望月一仁監督も指摘したようにいかに隙を作らないようにするかが求められる。「みんなで集中しなければならないし、ミスをカバーしていかないといけない」と金守は指摘したが、特に上位陣を相手にすれば今節のようにひとつのミスが命取りになる。チームがやるべきことは決してブレていないし、それは湘南を相手にしても十分通用している。その手ごたえを確実に選手たちはつかんでいるだけに、あとは今節の教訓を胸にトレーニングから高い集中を保ち続けることで、再び勝点3を奪い上昇気流に乗れるはずだ。

以上

2009.06.10 Reported by 近藤義博
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