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【J1:第15節 大分 vs 鹿島】レポート:勝負どころでペースアップした鹿島とトーンダウンした大分。狙いの差が勝負を決めた。(09.06.29)

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6月28日(日) 2009 J1リーグ戦 第15節
大分 1 - 2 鹿島 (16:05/九石ド/20,391人)
得点者:54' 清武弘嗣(大分)、61' 小笠原満男(鹿島)、72' 岩政大樹(鹿島)
スカパー!再放送 Ch183 6/29(月)17:00〜(解説:増田忠俊、実況:小笠原正典、プレーヤー解説:吉村寿洋、リポーター:成尾佳代)
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 ホームの大分は前半を粘り強く守り、後半は積極的に攻め先制点を挙げる狙い通りの展開だった。ただ、首位を独走する鹿島は慌てることなく自分たちのペースで試合を進め逆転。1−2というスコア以上に、両チームが見せたパフォーマンスの質に開きがあった。
 11連敗中の大分は、昨年までの堅守を築いた3バックにシステムを戻し、序盤から球際は厳しく、ハードワークを続ける。ただ、プレスのかけどころが定まっていなかったのか、ラインがズルズルと下がり、自陣の深い位置でしかボールを奪えず、前線が孤立。攻め手を欠き、守勢が続いた。対する鹿島は、水曜日のACLの先発メンバーをそのまま起用。やや動きは重かったがポゼッションでは圧倒的に上回った。しかし「相手のスローペースに合わせてしまった」と岩政大樹が語るように、引いた大分の守備に効果的な攻撃を仕掛けられず前半を0−0で折り返す。

 「相手はACLの疲れがあり、前半からスペースがあったが上手く利用できなかった。後半はそのスペースをうまく突いた」。清武弘嗣がそう語るように、大分の狙いは明確だった。DFラインを高く設定し、セカンドボールを拾うと、空いたスペースに走り込み攻撃に転じた。47分には、ハーフライン付近でボールを奪った家長昭博がそのままドリブルで切れ込みカウンター。フィニッシュの清武のシュートは枠を捉えることができなかったが、このプレーでリズムを掴む。待望の先制点が生まれたのは54分。西山哲平とエジミウソンのワンツーがDFに当たるも、こぼれ球を清武がしっかりコントロールし、ゴール左下に決めた。その後も勢いに乗る大分はカウンターから追加点を狙うが決めきれず、徐々にペースダウンする。

 運動量が落ちた大分とは対照的に、鹿島は前線からプレッシャーをかけ、一気に形勢逆転。「1点取られてアタフタするようなチームじゃない。やることがはっきりした」(内田篤人選手)、「慌てることもなかった。落ち着いて試合を進められた」(小笠原満男)と振り返ったように勝負どころを見極めていた。61分にペナルティエリア前からの野沢拓也の浮き球を、自陣から長い距離を走った小笠原がダイレクトでゴールに叩き込むと、72分にはCKから野沢のシュートのこぼれ球を岩政が押し込み、怒とうの攻撃で逆転。その後も運動量を落とすことなく攻め立てた。

 先制するも相手のプレッシャーに耐え切れず、受け身になり失速した大分と、あらゆる局面で狙いが定まっていた鹿島の勝利は、当然の結果だったと言える。リーグ3連覇が照準となった鹿島は首位を独走中。磐石な基盤を築きつつある。一方、大分は泥沼の12連敗。光明を見出すとすれば、2失点後にケガから復帰した高松大樹と金崎夢生を投入し、彼らがチャンスをつくったことだろうか。

以上

2009.06.29 Reported by 柚野真也
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