7月4日(土)J1 第16節 柏 vs 新潟(19:00KICK OFF/柏)
スカパー!生中継 Ch181 18:50〜(解説:柱谷幸一、実況:西岡明彦、リポーター:川上直子)
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前節、菅沼実の2ゴールと李忠成の決勝弾で連敗を5でストップした柏。逆転勝利で勝点3を獲得したが、17位という順位に変動はなく、いまだ苦しい状況下にある。今節の相手は3位の新潟とはいえ、場所はホーム日立台。なんとしても連勝して降格圏脱出を射程にとらえたいところだ。
磐田戦を勝利した柏にメンバーを入れ替える理由はない。特に怪我人もなく、同じスターティングメンバーを組むことになるだろう。チームの舵取りは杉山浩太と小林慶行のボランチコンビが担う。前節はまだ連携不足のため、完全に機能したとまでは言い難いが、クレバーで展開力があり、足元の技術も高い両者。練習中も積極的にコミュニケーションを図っており、2人のコンビネーションは試合を重ねるごとに高まっていくと思われる。特に小林慶行は大宮からの移籍後、日立台では初のプレーとなるため、サポーターの期待も大きい。そのボランチコンビと、フランサを絡めた3人でゲームを構築しながら、大津祐樹のドリブル、菅沼のスピードで活路を開きたい。
一方、現在3位につける新潟はリーグ再開後、G大阪、名古屋を撃破して目下連勝中である。選手たちからは自信が漲り、チームの型にハマった時には本当に強いという印象を受ける。中でも大島秀夫、ペドロ・ジュニオール、矢野貴章、マルシオ・リシャルデスの攻撃陣は非常に強烈だ。前節の名古屋戦も、ペドロ・ジュニオールのダイナミックなドリブルが名古屋DF陣を終始てこずらせており、実際に2つの得点に直結したプレーを見せた。このペドロ・ジュニオールに加え、右サイドを務める矢野も、攻撃のみで前線に張り付くタイプではなく、運動量も豊富で流動的に動きながら、守備の局面ではしっかりと自陣に引いて献身的な姿勢を見せる点も、新潟の好調を支える要因であろう。
柏の高橋真一郎監督は「新潟の前線3枚とマルシオ・リシャルデスは個で打開できる。うちは組織で対抗する」と対策を口にする。柏は今季、前線の選手が前からプレスを仕掛けても、守備陣が失点を恐れるあまり引いてしまい、その結果ラインが間延びしてバイタルエリアのスペースを相手に突かれて失点を重ねている。したがって前節からは、高い位置からプレスに行かず、ブロックを形成しながら最終ラインを押し上げ、コンパクトな陣形の中でプレスを仕掛けるという具合に守備の仕方をシフトチェンジした。これがどれだけチームに浸透しているか、そしてコンパクトなゾーンの中で、「チャレンジ&カバー」という組織的な守備を徹底し、1対1の場面を作らずに対応することが、新潟の強力攻撃陣を封じるポイントになるだろう。「それでも1対1の状況は必ず来る。その場合は両サイドとも、プレーを遅らせて、行かれるならゴール方向ではなく、外へ出すようにする」と、柏の左サイドバック大谷秀和は話しており、同期入団でかつて一緒にプレーした元柏の矢野とのマッチアップにも「絶対に負けたくない」と意気を高めている。
新潟にすれば、前線の選手に柏のマーキングが集まるのならば、名古屋戦のように松下年宏の2列目からの飛び出しも狙い目である。また、昨年ビッグスワンでの対戦で、切れ味鋭いカウンターで柏を沈めたように、ホーム日立台で連勝を狙う柏に対しては得意の速攻も有効か。気掛かりは本間勲の怪我の状態だが、中盤で数的優位を作ることができる本間が仮に欠場した場合は、ディビッドソン純マーカスがどこまで代役を務めることができるかが鍵になりそうだ。
柏はリーグ戦ではホームでいまだ新潟に勝ったことがなく、ここ数年はスコアレスドローが続いている。そんな不名誉な記録にも、そろそろ終止符を打ちたい。
以上
2009.07.03 Reported by 鈴木潤
J’s GOALニュース
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