7月8日(水)J2 第26節 仙台 vs 草津(19:00KICK OFF/ユアスタ)
スカパー!生中継 Ch180 18:50〜(解説:鈴木武一、実況:守屋 周、リポーター:村林いづみ)
☆勝敗予想ゲーム
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決定的チャンスや、中原貴之の「幻のゴール」もあったせいか、スコアレスドローで終えた前節のC大阪戦後、仙台の手倉森誠監督は会見で、勝点3を奪えなかった悔しさを隠さなかった。
しかし冷静に考えればやはり、C大阪の攻撃陣を無失点に抑えたことで得た自信も大きいと思われる。リーグ最少失点チームの座は維持していたものの、それまで4試合連続で相手に先制点を許していた仙台。だが、開幕直後や7連勝の時期を彷彿とさせる連係と球際の激しさを両立した守備を取り戻したのだとすれば、今後に向けて心強い出来事である。
ただ、守備の復活というだけで評価されるのは、相手がC大阪だったことを含めても前節まで。ホームでの2連戦となるここからの戦いでは、再び勝点3こそ評価される日々が待っている。
草津との前回対決は第12節のアウェイ戦。セットプレーからエリゼウのヘッドの先制弾を皮切りに、この時期急激に調子を上げてきていたマルセロソアレスの2ゴールが加わって、アウェイで0-3の快勝となった。だが今節、おそらくマルセロソアレスは腹筋のケガによって出場が難しいまま。
とはいえ攻撃の駒は揃っている。当時と今のチームで異なる点といえば、前述の中原の存在だ。誰もが認めていた身体能力の高さをなかなか活かせない日々が続いていたが、第24節札幌戦の同点弾で自らの持ち味を思い出したか。高さと強さを活かしたワンタッチゴーラーとして、今ならば相手DFに与える脅威も大きいだろう。昨年も含めた以前は、中原の能力を認めながらも「中原を投入することによって、チームがロングボール一辺倒になり、つないで崩していく意図が失われることがある」と語っていた手倉森監督も、前節C大阪戦後の会見では「交代した中原へのクロスにもっとこだわってもよかった」と話すなど、監督の評価も少しばかり変わってきた感が。となると彼にとっても、今このタイミングで結果を出すことによって、さらに信頼を勝ち取りたいところである。
そしてアウェイに乗り込んでくる草津の注目選手も、奇しくもセンターフォワードとなるか。今季ここまで11得点でランキング3位、前節の徳島戦でもセンタリングにゴール前で競り勝って先制弾を決めた都倉賢。リズムが戻りつつある仙台の守備陣、とりわけエリゼウと渡辺広大のセンターバック2人にとっては、前節の香川真司、乾貴士とは違ったタイプの脅威となるだろう。
都倉自身、今回の仙台戦では奮起を求められる事情がある。開幕から11試合で6ゴールと、草津への加入2年目にして大爆発を見せていた都倉だが、急速に溜まっていった警告累積のため早くも出場停止となり、第1クールの仙台戦には出場できず。その影響もあってか、チームは無得点の完敗を喫してしまった。
J2最強の守備陣(とりわけ、GKの林卓人を含めた中央部の堅さは他チームを圧倒している)を擁する仙台戦でも活躍を披露できれば、彼の評価はまた高まる。草津が誇る闘将松下裕樹(ここまでリーグ戦全試合フル出場を継続中だった)の出場停止によって、中盤でボールを奪える機会が減り、前線が得られるチャンスも決して多くない展開が考えられるが、そのハンデを乗り越える意味でも都倉の決定力にかかる部分は大きい。
仙台の夜空の下、共に強さと高さが武器、両チームの誇るセンターフォワードの「エアバトル」に、ぜひご注目あれ。
ところで、今節を迎えるにあたって絶対に触れなくてはいけないのは、スタジアムの話だ。
昨年のJ1・J2入れ替え戦第1戦以来ほぼ7ヶ月のピッチ改装工事を経て、ついに今節、仙台はユアテックスタジアム仙台に戻ってくる。
チームの補強には様々な形があると思うが、今の時点で3位と好位置に付けている今の仙台にとって、このタイミングで僕らの「ユアスタ」が戻ってくるのは、これ以上ない最高の「途中補強」になるのではないか。仙台のサッカースタイルの邪魔をしない整備されたピッチはもちろん、ピッチ近くを取り囲み、屋根に反射してピッチへと降り注ぐサポーターの声援も、戦力に換算すれば絶対に無視できない要素となる。
この日を待ちわびた仙台のサポーターが固唾を飲んで迎える一戦が、刻一刻と近づいている。
以上
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