7月8日(水)J2 第26節 愛媛 vs 札幌(19:00KICK OFF/ニンスタ)
スカパー!生中継 Ch181 18:50〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
☆勝敗予想ゲーム
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6月の愛媛は1勝1分4敗。そして今回、愛媛に乗り込んでくる札幌の成績は1勝3分2敗。ともに6月は黒星が先行してしまい、7月の反撃を期していたはずだった。しかし、前節の愛媛は東京Vに敗れ、一方の札幌も水戸に敗れた。3連敗中の愛媛にしてみれば、これ以上連敗が続けば今季の目標でもある1桁順位からさらに遠ざかってしまう。そして対する札幌も、連敗すれば昇格争いから大きく遅れをとってしまう。今節は中2日(札幌は中3日)のハードスケジュールだが、それでも互いにアグレッシブに戦い、勝点3だけを目指さなければならない。
そのために、愛媛がやらなければならないことは明確だ。まず、立ち上がりの15分を無失点で乗り切ること。開幕戦の水戸戦に始まり、今季の愛媛はその時間帯での失点があまりに多い(時間帯別得失点)。前節の東京V戦では前半2分のコーナーキックで失点。さらに、前々節の鳥栖戦では開始1分も経たないうちに、ミドルシュートを叩き込まれた。今季の愛媛は得点ランキングでも上位につけるFW内村圭宏を中心にした速攻、あるいは赤井秀一のミドルシュート、大山俊輔のクロスなど武器となる攻撃の形は出せている。最近なら鳥栖戦や第20節の湘南戦のように、リードを許しても追いすがる攻撃力も持ち合わせているが、それでもリードを奪われればやはり勝点3を奪うことは難しい。
となれば、いかに先制点を奪われないような戦いができるかが、今節の愛媛にとっては最大のポイントになる。「セットプレーでは、もっとコミュニケーションを大事にしてほしい。マークがずれたら、やらせないようにコーチングをしたり修正する事が必要」と望月一仁監督は指摘するが、特に東京V戦で先制点、鳥栖戦では決勝点となったセットプレーの守備には注意が必要となる。
そのセットプレーを乗り切り、先制点を許してはならない愛媛の一方で、先制点をとっても油断できないのが今季の札幌。今季は先制点を取った場合の勝率が5割を切っており(6勝6分1敗 状況別勝敗)、逃げ切れない試合運びが目立っている。それがリーグ最多となる10試合の引き分けにも結びついているし、現在昇格圏内にいるチームとの差にもなっている。この勝ち切れない現状を打開するためにも、第15節の岐阜戦のように先制点、追加点と得点を重ねて勝点3を奪う展開に持ち込むことができれば理想だし、チームに勢いも生まれる。「守備から攻撃への切り替えが早いチーム」と望月監督は警戒するが、そこで札幌としては愛媛の立ち上がりを突きたいところ。チーム最多の9得点をあげているFWキリノやトップ下のクライトン、2列目の岡本賢明ら個人技のある選手も多いだけに、まずは積極的に仕掛けて早い時間に先制点を奪い、その後は試合運びでも進歩の跡を見せたい。
愛媛と札幌。順位や置かれている立場はそれぞれ違うが、冒頭でも記したとおり、両者にとっては何としても勝点3をつかみたい試合だ。となれば、思い出されるのが2007シーズンの接戦。札幌がJ1昇格に大きく近づいた第48節、手元の時計ではロスタイムに入り90分を回ってから西大伍のゴールが生まれた一戦だ。およそ600人のサポーターが愛媛まで駆けつけ、最後は急遽ブラジルから帰ってきた若武者が勝負を決めた。両者とも最後まで譲らなかった熱戦を、今度は水曜のニンジニアスタジアムで再現してほしい。そして、そこで得た勝点こそ、両チームにとって自らの目標へ再び突き進むための第1歩になるだろう。
以上
2009.07.07 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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