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【J2:第26節 湘南 vs 甲府】湘南側プレビュー:再奪首した「暴れん坊」、七夕記念ユニフォームに身を包み、第1クールのリベンジを期す(09.07.07)

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7月8日(水)J2 第26節 湘南 vs 甲府(19:00KICK OFF/平塚
スカパー!生中継 Ch182 18:50〜(解説:都並敏史、実況:加藤暁、リポーター:安田美香)
勝敗予想ゲーム■水曜19時締切り!
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「自分でも運動量が減っていると感じてる」
前節の横浜FC戦を前にしたある日の練習後のことだ。寺川能人がこう口にした。運動量と聞くと、ついコンディションの問題なのかと思いきやそうではない。筆者の短絡的な質問に、チーム最年長プレーヤーは丁寧に答える。
「いや、コンディションは問題ないんですよ。ただここ数試合は全体のラインが下がっていて、前と距離があるからなかなか上がれない。もうすこし俺と紘司(坂本)が前で絡めるといい。そのためにも前からディフェンスするチーム全体の守備の意識が大事ですよね」

その寺川と攻撃的MFを務める坂本は、同じく前節を前に、「いかに相手コートに運ぶか」と語っている。
「最近は相手にリトリートされてボールをうまく運べなかった。運べずに低い位置で取られるとリズムを失ってしまう。逆に、ハーフラインを越えればゴールの確率は上がる。前の選手たちが点を取ってくれるのでフィニッシュの部分は心配していませんから、いかに相手陣内に持ち込むかですね」

たしかに、高い位置で奪い、すかさずゴールに迫るショートカウンターは、今季の湘南の武器のひとつである。果たして彼らは前節、寺川のハイプレスと坂本のオーバーラップを機に序盤からゲームを掌握した。背景には、「後ろはいいですから、前にプレスに行ってください」という田村雄三の声もあったようだ。寺川と坂本の位置はひとつのバロメーターになるとともに、高い位置取りを実現するチーム全体のコンパクトネスが欠かせない。田村自身もまた、ジャーンと村松大輔がセンターに構えるDFのラインアップに後押しされ、あるいは引っ張るかたちで高い位置を保てたという。かくして組織が組織として有機的に機能し、相手の球の出所を塞いだ湘南は、多くの時間を敵陣内で過ごすことになったのである。

第24節栃木戦を終えてから与えられた1週間で、湘南はあらためて自分たちのサッカーを見直し、内容と結果を手にしてみせた。守備的ではない。開幕のころに立ち返り、攻撃のリズムを取り戻したのである。熾烈な上位争いのなか、再び奪首したことはもちろん、第23節の東京V戦と併せて2戦勝ち星のなかったチームにとって大きな1勝だったといえるだろう。その内容と結果を携え、今節は昇格争いのライバル甲府を平塚にて迎え撃つ。

第1クール第11節、小瀬での敗戦が頭を離れない。前節の横浜FC戦同様に、あの日も湘南サポーターが敵地に多数駆けつけ、地鳴りのごとき声援で4−3−3同士の対決を後押ししていた。奮える渦のなか、チームもそれまでで一番といえる試合の入り方をし、田原豊を退場で失ってもなお勝機は見えた。しかしアジエルをも欠いて9人になり、最後は唇を噛む結果となったのだった。

「同じ相手に2度負けることは絶対に許されない」前回の対戦を踏まえ、田村が鼻息を荒くする。
「どちらが本物の4−3−3かを決める勝負でもあると思っているし、何が何でも勝ちに行く。前節のように、どんな相手に対しても意識高く統一して闘いたい」

今節、湘南の戦士たちは恒例となったこの時期限定の
「七夕記念ユニフォーム」を纏って重要な一戦に臨む。第1クールの対決然り、90分のあいだには何が起こるかわからない。しかしいかなる事態に遭おうとも、取り戻した自分たちのサッカーは裏切らない。そしてなにより、ここはホームである。

最後に、反町康治監督の言葉をひとつだけ引いておこう。
「7月は勝負だ」。

以上

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★★7月の熱い上位対決! [ J2 6'n Roll ] ★★


2009.07.07 Reported by 隈元大吾
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