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【J2:第26節 鳥栖 vs 岐阜】プレビュー:第2クール快進撃を続ける鳥栖。平日開催は今季未勝利も、しぶとい岐阜をホームに迎え今季2度目の3連勝に挑む(09.07.07)

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7月8日(水)J2 第26節 鳥栖 vs 岐阜(19:00KICK OFF/ベアスタ
スカパー!生中継 Ch172 18:50〜(解説:サカクラゲン、実況:南鉄平、リポーター:ヨンヘ)
勝敗予想ゲーム
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総当たり3回戦を行うJ2。18チームが3回ずつ同じ相手と戦い、最終順位を決定する。ホーム戦とアウェイ戦の回数の違いはあるが、見ている我々は勝手に3つのクールに分けて見てしまう。開幕戦から第17節までを第1クールと呼び、第18節からを第2クールと呼んでいる。第1クールは、新戦力や戦術が未確定の部分が多く、予想外の健闘を見せるチームもあれば、前評判どおりの実力を発揮するチームもある。
第2クールに入り、心機一転(?)して快進撃を見せるチームもある。その一つが鳥栖である。25節終了時点で、第2クールは6勝1分1敗で得失点差は+10。勝敗数は堂々のトップ。得失点は甲府(+12)に続いての2位。第1クール序盤の借りを返して余りある快進撃である。

この快進撃の予兆は、第13節・草津戦からあった。機会あるごとに、その予兆を述べさせていただいているので、あえてここでは触れるまい。もう一度、確かめておきたい読者諸兄は、第25節福岡戦のプレビュー( /jsgoal_archive/jsgoal/detail.php?press_code=00085243 )を参照されたい。そして、あえてこの時期に鳥栖を応援している皆さんにお伝えしておきたいことがある。この快進撃は、決して偶然の産物でない事を。

今春のキャンプイン初日、岸野靖之監督の開口一番の言葉は、「今年は夏までかかる」だった。昨季が終了しての課題が埋めきれないままでシーズン突入を強いられたからである。その課題は、“前線からの守備を行い、奪ったボールをつないでシュートまで持っていく”ことだった。
ご存じの通り、鳥栖のサッカーは全員サッカー。誰が出てもどこが相手でも、“前線からの守備を行い、奪ったボールをつないでシュートまで持っていく”サッカーに変わりはない。全員の意思と実力が揃わなくては、意図するサッカーはできない。そのための起爆剤となったのが、第14節からの山瀬幸宏と第18節からのハーフナー・マイクの加入である。前線でのタメができることとターゲットが明確になったことで、中盤からの飛び出しとDFラインが押し上げられるようになった。これで、鳥栖のサッカーができるようになったわけで、少しずつではあるが、スタートのつまずきを取り返しつつある。岸野監督のキャンプイン時の言葉は、2人の加入を見越しての発言ではなく、全員の気持ちと実力が揃うのが「夏まで…」と発言したのである。

前ふりが長くなってしまったが、今節は水曜日開催のホーム岐阜戦である。岐阜には、何かと苦戦する鳥栖がある。第10節( /jsgoal_archive/result/2009/0425/20090200030120090425_detail.html )も雨中戦での戦いで1-0の辛勝だった。前述した“鳥栖のサッカー”ができずに4−3−3のシステムで臨んだ試合で、決めたのはDF柳沢将之。「狙っていた」シュートをGKがはじいてしまって入ったものだった。昨季の最終戦でも辛酸をなめさせられた。
第2クールの岐阜は、2勝4分2敗で得失点差は−1と実にしぶとい。負けないだけでなく徳島に勝利し、水戸や湘南と引き分けている。前々節の熊本戦では5失点を喫したものの、その前の徳島戦では3得点をあげて完勝を収めている。今季の6勝のうち、1得点で勝利した試合は4試合もある。敗れた試合では、複数得点差が開いた試合が多い。言い換えると、先制点を取るとしっかりと守ってくるといえる。特に、シンプルに前線へボールを送り、個の力で局面を打開する場面が多くうかがえる。MF菅和範と染矢一樹は自ら仕掛けてシュートを打てば、FW西川優大と佐藤洸一は必ずゴール前に詰めている。爆発的な攻撃力はないが、しぶとい攻撃を仕掛けてくるチームであることには違いない。今節も苦戦を強いられそうだ。

前回の対戦とは違う鳥栖である。天候がやや心配ではあるが、熱戦が期待できそうだ。お互いに持てる力を十分に出せるはずである。だからこそ、好調の鳥栖としぶとい岐阜の戦いは見逃せない。7月は、上位の直接対決が多いだけに、中位のチームが一気にその差を縮めるチャンスでもある。鳥栖は、平日に勝てないジンクスも一緒に吹き飛ばしてほしい。キックオフは、8日(水)19時である。

縁起を担ぐ事もある。神頼みになることもあるだろう。奇跡を願い、救世主を求める気持ちも分からぬことはない。
しかし、それにはやるだけの事をやってからでないと、一過性のもので終わってしまう。
キャンプから見越したシーズンの準備がやっと結果を伴い出した。快進撃はどこかで終わる。その時には、真の実力を備えておかないと急転直下の悲惨な事態が待っている。
そのために、私たちも応援の中で選手たちのわずかな変化を読み取ろう。
目の前の勝利とその先にある夢のために…。
サッカーは、90分だけの戦いではない。目の前の試合は、夢への階段の一つである。

以上

2009.07.07 Reported by サカクラゲン
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