C大阪との上位直接対決、壮絶な内容でのスコアレスドローで幕を開けた、仙台の「J2 6'n Roll」。開幕から続く堅い守備を取り戻したという意味では、仙台にとって自信に繋がる一戦ではあった。
しかし、仙台の今季の目標が単なる昇格ではなく「完全昇格」、つまりはJ2を制してのJ1昇格だということに立ち返れば、守備で耐えて勝点1を稼いでいくだけでは、結果としてもちろん物足りない。以前から、取材や試合後の会見でも「7月は勝負の月」との言葉を繰り返している手倉森誠監督はもちろん、選手たちもまた、同じ事を考えているはずである。
本来のホームスタジアムであるユアテックスタジアム仙台に戻れるという、これ以上ない吉報もあるものの、7月の対戦カードは仙台にとってかなり厳しいもの。特に第28節からの鳥栖戦(7/19アウェイ)、湘南戦(7/22ホーム)、甲府戦(7/26アウェイ)という、上位同士の直接対決を含む強豪との連戦結果によっては、順位表の上に一気に駆け上がることも、逆に5位以下に飲み込まれることも、両方ともあり得る。
もちろん後者の方にならないために、この初夏の戦い、そのキーマンとしては関口訓充を挙げたい。チームが苦しい中で光る、落ちない運動量と闘志は、暑さの中で集中力が欠けがちなこの時期の戦いにおいて、相手にとっては本当に嫌なものになる。試合終盤、相手の決定的なチャンスを自陣深く戻って摘み取ったかと思いきや、その直後には相手のゴール前で、足の止まったDFを翻弄して守備を切り裂いていく…それができるのが、関口である。
彼に限らず、今年の仙台はここまで、相手に走り負けるという試合は演じていない。うだるような暑さとなったアウェイでのC大阪戦でも、リスクマネージメントをしっかりと行い、体力をセーブして戦った仙台の選手に対し、むしろC大阪の選手の方が、試合終盤に足を攣るというシーンが見られた。今年こそ夏を恐れることなく、勝点に直結する戦いを。その先に、涼しくなってからの歓喜はある。
以上
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