7月5日に神奈川ダービーマッチ、横浜FCと湘南の試合が行われました。マッチレポートにも書きましたが、横浜という土地は、Jリーグ初年度に唯一ダービーマッチが行われていた場所です。
1998年までは、横浜フリューゲルスと横浜マリノスの「横浜ダービー」、2001年からはJ2に属する神奈川県のチーム(横浜FC、川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ)による「神奈川ダービー」、2007年に一度復活した「横浜ダービー」(横浜FCと横浜FM)、2008年以降の「神奈川ダービー」(横浜FC、湘南)など、常にダービーマッチを行うことができる幸運に恵まれています。
ダービーマッチといえば、海外の例を引くまでもなく、他のどの試合よりも特別な試合です。試合そのものも、その相手だけには負けたくないという意地がぶつかり合うものとなりますし、ゲームに詰めかけるサポーターも格別な思いを持って応援に駆けつけるものです。同じ土地(あるいは近隣の土地)に複数のチームがあるにも関わらず、あえてそのチームを選んだ事を証明する戦いになるというのも、その理由にあると思います。
私のダービーマッチの思い出で忘れられないのは、Jリーグの初期、まだインターネットが普及する前の横浜ダービーです。ある大手通信パソコンサービス会社のサッカー関係のフォーラムのメンバーが、様々な趣向を凝らし、独自にダービー向けのグッズ(両チームの帽子を縫い合わせて1つの帽子にしたようなものなど)を自作して、盛り上げ役として活躍していました。普段の試合では15人ぐらいが集まって「オフ」と称して観戦していましたが、ダービーになると両チーム合わせて50人は優に超える人数が参加していたのです。そういう、ある種のお祭りな感じになるのも、ダービーマッチならではといえるかもしれません。オールスターゲームがトップダウン的なお祭りだとすれば、ダービーマッチはボトムアップ的なお祭り。そういう副次的な部分が相乗効果となって、サッカー観戦の楽しみが倍増していくのではないでしょうか。ダービーマッチはその良い機会の1つだと思います。
7月5日の神奈川ダービーマッチは、昇格を目指してまっしぐらの湘南の勢いが際立つゲームとなりましたし、湘南側のゴール裏にもその勢いを感じました。ただ、観客動員は4,410人と少し寂しい結果。過激な盛り上がりは必要ありませんが、第3クールに行われる神奈川ダービーマッチ(9月13日@平塚)は、是非とも神奈川のサッカー関係者にとって最高のお祭りとなってほしいと願います。
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2009.07.09 Reported by 松尾真一郎













