7月11日(土)J1 第17節 G大阪 vs 清水(19:30KICK OFF/万博)
スカパー!生中継 Ch363 19:30〜(解説:相馬直樹、実況:清原正博、リポーター:松本麻衣子)
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苦境に立たされている。15節の横浜FM戦こそ勝利したものの、G大阪にとって『正念場』とも言うべきその前後2試合、鹿島、新潟、川崎F、名古屋での上位陣との戦いは全て黒星。結果、首位を独走する鹿島に勝点差にして16、差をつけられている。AFCチャンピオンズリーグ連覇の夢が消え、改めて、リーグ戦、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯と残り3つのタイトル奪取への思いを強くしたG大阪には、まさに試練の日々。だが試合は待ってくれない。ゲームキャプテンDF山口智が言うように「自分たちが今やれること、やるべきことを精一杯でやって、とにかく目の前の試合での白星を目指して戦っていくしか上位チームに追いつく方法はない」。いい時も、悪い時も、ずっとそうして戦い抜いてきたように。
思えば、昨年の『G大阪vs清水』のカード。G大阪はホーム・万博では前半のうちに奪った2ゴールを守り切り2-0と完勝したが、アウェイ戦では一転。逆に清水に3点を先行され1-3で完敗した。この2試合の明暗を分けたのが『先制点』。つまり、共に試合の入りは決して悪くはなかったにも関わらず、先手を獲るか、獲られるかの差が残り時間を戦う上での大きな『足かせ』となり、結果に大きく影響を及ぼしたのだ。
その『先制点』の重みはここ最近の試合でも感じられる。例えば、先に書いた5試合。直近の名古屋戦こそ先行しながらも逆転負けを喫したが、残り4試合はいずれも相手に先制を許し追いかける展開に。うち横浜FM戦こそ逆転勝利をおさめたもののそれ以外は、いずれも先制点を奪われる中、『G大阪が前がかりの戦いを敷く。相手に守備を固められる。獲り切れない中でカウンターで追加点を狙われる』といった悪循環が生まれ黒星を喫している印象が強い。
だからこそ「この試合に限った話ではないけど、どの試合も先制点を奪えるかどうかが大きいし、プラス、いかに2点目をしっかり獲りに行くことが出来るかを考えたい」とMF遠藤保仁。特にG大阪の場合、どんな相手であっても、スタイルとする攻撃サッカーを貫くということが選手たちの共通理解としてあり、実際、これまでもボールを支配し攻勢に仕掛ける試合が多いということを踏まえても、そこで獲れる、獲れないは選手たちのメンタルにも大きく影響する部分。だからこそ奮起を促したいのがFW陣だ。前節の名古屋戦ではエースFWレアンドロが6試合ぶりのゴールを挙げたが、それより前にFW陣が得点を決めた試合となると、11節の柏戦にまで遡る。もちろん、ゴールは決して1人で奪うものではないとはいえ、こうした前線の“足踏み”は、間違いなくチームが停滞している理由の1つ。そろそろ、自身初の古巣対決となるFWチョジェジンや、チームの盛り上げ隊長でもあるFW播戸竜二。8日の練習試合でもゴールを決めたFW山崎雅人らの『一発』を期待したいところ。また、こちらも数が減っているセットプレーでの得点も求めたい部分。このカードで最多得点を挙げているDF山口とキッカー・MF遠藤の“ホットライン”もそろそろ見たい。
一方の清水もここ2試合、勝ち切れない試合が続いている。しかも直近の京都戦では相手に先行され、逆転、追加点を奪ったまでは良かったが、最終的には2点差を詰められて引き分けに持ち込まれるといった重いドローを味わったばかり。そうした嫌な空気をいかに払拭して挑めるかが課題だろう。しかも、G大阪が西野体制を敷いて以降、清水にとっての『万博』は7試合戦って2分5敗と一度も勝てていない『鬼門』スタジアム。その嫌なジンクスをいかに払拭するのかも見所だ。注目はやはり前節で2ゴールのFW岡崎慎司。関西出身(兵庫県)である彼は今季、神戸で1ゴール、京都で2ゴールと常に地元で結果を残し続けてきたが、大阪の地でもその再現となるか。楽しみにしたい。
なお、先に書いたFWチョジェジンだけではなく、今季加入のDF高木和道も昨年まで清水の主軸として活躍。逆に清水には元G大阪のDF児玉新が在籍し、存在感を発揮している。そうした選手個々の『古巣』対決も注目したいポイントの1つ。それぞれ出場となれば相手サポーターのブーイングを、所属チームサポーターの声援を受けながらのプレーになるだろうが、その中で自身がくだした『移籍』の決断の意味を、しっかりと示して欲しい。
以上
2009.07.10 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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