7月11日(土) 2009 J1リーグ戦 第17節
鹿島 2 - 0 大宮 (18:03/カシマ/17,903人)
得点者:16' マルキーニョス(鹿島)、89' 大迫勇也(鹿島)
スカパー!再放送 Ch183 7/14(火)23:00〜(解説:北澤豪、実況:西岡明彦)
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89分、大迫勇也の12試合ぶりのゴールでお祭り騒ぎとなったカシマスタジアム。2-0で大宮に勝利をおさめ、無敗記録も更新された。さらに前半戦を折り返し、2位浦和に勝点差8をつける独走となったが、試合内容は決して良いものではなかった。
試合序盤から、大宮は最終ラインを高く設定してきた。カシマスタジアムで対戦する多くのアウェイチームが、自陣に下がってゴール前を固めるのに対し、勇気を持ってラインをあげてきた。さらに両サイドバックも攻め上がりを抑えたため、興梠・マルキーニョスの鹿島FW陣が起点とするサイドにスペースが出来なかった。
これに対し、鹿島は攻めあぐねる。中盤にスペースがないため、頼みの綱は最終ライン。しかし、出場停止の内田篤人の代わりに出場した新井場徹は、久々の先発と、慣れない右サイドということが相まって、試合開始直後は戸惑ったという。「自分が思っていた感覚と違ってて、正直最初は戸惑った。チームがうまく入ってくれて良かった」。そのせいもあってか、鹿島の最終ラインからFWにむけて良いパスが出ない。大宮の最終ラインが下がらないことで、鹿島が攻めあぐねた立ち上がりだった。
しかし、一瞬の隙を逃さないのが王者たる由縁。16分、ハーフライン付近でパスを受けた野沢拓也が前を向いたとき、大宮は誰もプレスに行けなかった。最終ラインを抜け出した興梠慎三にふわりとしたパスを送った野沢。興梠はDFをブロックしながら逆サイドにつめていたマルキーニョスにパス。GKは興梠につられていたため、マルキーニョスは無人のゴールへ頭で流し込むだけで良かった。流れは掴んでいなかったが、鹿島が先制点をあげ試合を優位に運ぶ。
ただ、この日の鹿島の試合運びは不安定だった。小笠原満男が中盤でパスを奪われるなど、自陣でのミスが頻発する。大宮は石原を中心に何度となく良い形でボールを奪い、攻めにかかったが最後のパスに精度を欠いてしまった。また、FWもゴールに向かう積極性を欠く。チャンスの割りにシュートまで行った数は少なく、前半に放ったシュートはわずかに2本。石原直樹、藤田祥史の2トップは二人ともシュートゼロ本で前半を終えた。
後半になると、大宮も高さを生かした攻撃で反撃に出る。なかなかダメ押しのゴールが奪えない鹿島に対し、75分には左サイドからのセンタリングを石原がシュート。味方がヘディングをかぶってしまうことを予測していた伊野波雅彦がスライディングでゴールを守った。さらに、78分には左CKからマトがフリーでヘディングシュート。これは枠を外れてしまったが、身長の高さで鹿島に圧力をかけた。
これに対し、オリヴェイラ監督が動く。82分から1分刻みに大迫勇也、中田浩二、ダニーロと、いずれも180cmを越える選手を投入。相手の長所を消すと同時にフレッシュな選手でチームを活性化、ダニーロと大迫の二人で相手守備を崩し、欲しかった追加点で試合を決めた。
これで鹿島は前半戦を13勝3分け1敗で折り返した。安定感のある戦いぶりは、ここ数年で最も高い水準だ。それは数字でも顕著に表れている。この試合の前まで、鹿島が60分以降に奪われたゴールは、第3節のサンフレッチェ広島戦で与えたPKによる失点のみ。わずか1ゴールだ。(ちなみにそれに続くのは川崎F、浦和の5失点)試合終盤の失点は、ゲームプランの修正を迫られる。安定した守備があるからこそ、試合運びも安定している証左と言えるだろう。
以上
2009.07.12 Reported by 田中滋
J’s GOALニュース
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