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【J1:第17節 浦和 vs 広島】レポート:“夏男”エジミウソンが2発!! 終盤に畳み掛けた浦和が勝機逸した広島を退ける。(09.07.12)

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7月11日(土) 2009 J1リーグ戦 第17節
浦和 2 - 1 広島 (19:04/埼玉/44,149人)
得点者:6' 佐藤寿人(広島)、68' エジミウソン(浦和)、84' エジミウソン(浦和)
スカパー!再放送 Ch185 7/13(月)18:00〜(解説:田中孝司、実況:下田恒幸、リポーター:朝井夏海)
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 ホームチームの防戦一方の展開に、ハーフタイムを迎えた埼玉スタジアムには、大ブーイングが鳴り響く。それほどまでに、試合はアウェイ広島が支配し、前半に唯一生まれた得点も、広島のエース佐藤寿人が生み出したものだった。だが、試合終了のホイッスルが吹かれたとき、勝点3を手にしていたのは浦和の方だった。

 前半、浦和がボールを回す時間帯も見られたものの、ピッチに次々と描かれたのは広島の高速カウンターだった。開始6分には柏木陽介の絶妙なパスから、佐藤が滑り込みながら巧みなボレーを一閃。今年最初の対戦でも佐藤に豪快な決勝弾を奪われていた浦和にとっては、なんとも嫌な記憶が甦るゴールとなった。その後も浦和はサイドに縦にと切り裂かれる展開が続き、冒頭のブーイングの場面へとつながってしまう。

 そんな試合の流れを変えたのは、フォルカーフィンケ監督が試合後にその復調ぶりを思わず言及した、原口元気のプレーだった。吹っ切れたようにドリブルを仕掛け、強引なミドルシュートで相手DFラインを押し下げていく。持ち前のボールキープ力を活かした鋭いカットインで相手に脅威を与えていくと、いつしか試合の流れは浦和へと傾いていった。「一時的に彼はひとつの穴にはまってしまったころがあったし、外からの期待というのもあったと思う。しかし、ここ最近また段々とプレーがよくなってきている」(フィンケ監督)。

 原口の活躍と激しい運動量からの疲労による広島の失速もあり、リズムを取り戻した浦和は、ここから夏男エジミウソンが爆発。68分に広島のお株を奪うようなカウンターから同点弾を叩き出すと、84分にはセットプレーからダイビングヘッドを突き刺した。PKを外してしまう場面もあったが、今季10得点の大台に乗せたエースは、ついに得点ランキングトップタイに躍り出ることとなった。

 一方、広島はこれで3連敗。「今のうちはサッカーはいいけど、結果が付いてこない状態」とは槙野智章の言葉だが、前半のうちに二度、三度と訪れた決定機を決め切れなかったのが悔やまれる結果に。ただ、相手指揮官に「最初の60分間は相手の方が優れていたのは事実」と認めさせるほどのサッカーは、「我々がやっているサッカーは日本のサッカーの行くべき方向を示している」というミハイロペトロヴィッチ監督のコメントに確かな信憑性を持たせるもの。ひとつのきっかけさえあれば、チームが覚醒のときを迎える可能性は十分にありそうだ。

 徐々にヒートアップするスタンドを背番号10が煽り、呼応するように応援のボリュームを上げるゴール裏。「本当に火のような感じで、燃やし尽くすような、相手を圧倒するパワーをくれているので、それが最大の勝因」(田中マルクス闘莉王)。熱狂的サポーターの後押しもあり、負けてもおかしくないゲームを制した浦和と、決定機を決めていれば勝利を収めていたであろう広島。そこに横たわったのは勝点3という厳然たる事実であり、現在Jのトップに君臨する絶対王者への挑戦権を得るために邁進する浦和は、この試合でまたひとつ大きなステップを刻んでみせた。

以上
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