7月12日(日) 2009 J2リーグ戦 第27節
岡山 0 - 3 鳥栖 (19:03/岡山/4,768人)
得点者:11' 武岡優斗(鳥栖)、14' トジン(鳥栖)、59' トジン(鳥栖)
スカパー!再放送 Ch181 7/13(月)15:00〜(解説:野村雅之、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
☆勝敗予想ゲーム
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終わってみれば放ったシュート数は、岡山4、鳥栖18。岡山は、「人の動きが、ない。連動する部分での動きだしが遅く、あるいは単純に運動量が少ない」(岡山・手塚聡監督)。対する鳥栖は、「前回の反省をしっかり生かして、勝利に向けて皆が助け合ってプレーするということを最後までやった」(鳥栖・岸野靖之監督)。昇格争いに参加しようとする鳥栖を相手に、今日の岡山の戦いぶりでは勝負にさえならなかった。
キックオフ30分前、記者控え室の目の前で、鳥栖のベンチ入り選手全員が揃って行うウォームアップが始まった。一体感のある声と動きは、気温28.7℃、湿度68%という重い気候をはねのける気合いが感じられた。
その鳥栖が試合開始直後から続けざまにシュートを放ち、岡山の最終ラインを脅かす。それでも今節のゲームに関しては、「主導権は鳥栖に。岡山は耐えてカウンターから得点狙う」という共通認識があったから、思惑どおりの展開と言えなくもない。しかし岡山が迎えた最初のチャンスで、迷いの多い、シュートのタイミングを失ったプレーをしたあたりから、岡山の上空にだけ暗雲がたちこめる。ここから気持ちを切り替えて立て直すには、空気が重すぎるように感じられた。
鳥栖の最初の得点は11分、岡山がケアしていたセットプレーから生まれた。島田裕介のコーナーキックを、ファーサイドにいた磯崎敬太がヘッドで折り返し、ゴール前にいた武岡優斗が当ててゴール。さらにその3分後には、センターバック渡邉将基からのロングフィードを中央でハーフナー・マイクが収め、後ろにいたトジンがシュートを決める。こちらも岡山がケアしていたロングボールだった。
鳥栖の中盤から最終ラインに、堅固なブロックが形成されていたということもある。岡山がペナルティーエリア内に到達出来たのは、サイドを早めに変えた時とカウンターからの数回。また、後半に入って妹尾隆佑が投入され、同時にくさびのボールを意識して入れるようになった数回。結果として全シュート数が4と、ゴールの遠いゲームに終わった。
岡山が得意とする前線からのプレスには、鳥栖はロングボールで対応し、状況に応じてパスをつないだ。鳥栖は攻守において落ち着いて動き、やるべきことをやった感がある。また、ハーフナー・マイクは今節得点こそなかったが、トジンによる2点目、3点目のゴールは、ハーフナーがターゲットとなったロングボールから生まれたものだ。トジンが抜け出すというコンビネーションも板に付いてきた。
岡山はもちろん鳥栖戦前に、セットプレーとロングボールの対策を立てていた。しかし体がついていかない。鳥栖の白いユニフォームだけが動いているように見えたシーンも幾度かあった。頭と体が停止してしまった岡山にあって唯一奮起し、心の折れないところを見せたのは、観客席からの止まない応援だった。
試合後、岡山の小林優希選手は「もう一度、原点に戻ります」と言った。次節・愛媛戦まで約1週間。自身を見つめ直し、連係を取り戻しさえすれば、次はきっとサポーター・ファンの声援に応えられるはずだ。
以上
2009.07.13 Reported by 尾原千明
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