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【J1:第24節 柏 vs 京都】プレビュー:好調・大津祐樹のドリブルが柏に勝利を呼び込むか。京都の鋭いカウンターを封じ、目指すは4ヶ月ぶり日立台での白星。(09.08.30)

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8月30日(日)J1 第24節 柏 vs 京都(18:00KICK OFF/
スカパー!生中継 Ch181 17:50〜(解説:田中孝司、実況:野村明弘、リポーター:脇本カオル)
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前節まで続いた真夏の3連戦を1勝2分と無敗で乗り切った柏。横浜FM戦では、1人少なくなった相手に勝てなかったという課題は残ったが、先制された試合を土壇場で追い付いたという点はポジティブに捉えることができる。また、試合内容に目を向ければ、ネルシーニョ監督就任以降、様々な個所に修正が施され、明らかに以前よりも改善が見られている。今節こそ、しばらく味わっていないホーム日立台での勝利を目指す。

その柏は26日からの3日間、非公開練習を敷いた。前節、横浜FM戦後の記者会見にて、ネルシーニョ監督は「今出ている選手がベース」と明言しているため、おそらく大きなメンバーの変更はなく、ここまで結果を残している4−4−2で臨むと見るのが妥当か。変更があるとすれば、栗澤僚一の出場停止明けに伴い、ボランチに多少手が加えられるぐらいだろう。もちろん京都の布陣次第で、神戸戦(第20節)のように試合途中でのシステム変更も考えられるが、仮に3バックシステムに移行する場合は、パクドンヒョク、近藤直也、小林祐三が最終ラインを組み、ウィングバックには右に藏川洋平、左に大津祐樹、前線3枚は菅沼実、田中順也、ポポとなるだろうか。また、ベンチスタートが濃厚のフランサをどこの場面で起用してくるのか、ネルシーニョ采配にも注目したい。

7月12日、J1第17節の対戦では、京都は柏相手に3−4−3に近いシステムで臨んだ。ただ、前節は今季苦手とされてきたアウェイで勝利を挙げており、その流れを引き継ぐために、今節は4バックシステムを踏襲する可能性はある。京都は相手によってシステムや布陣を変え、長所を巧みに消しながら、カウンターから活路を切り開くチームであるが、どのようなメンバーを組むにせよ、最も警戒すべきは攻撃の中心・ディエゴという点は揺るぎない。重戦車のごときパワフルなドリブル突破だけでなく、ディエゴは動きながらのダイレクトプレーに長け、バイタルエリアの味方を使いながら、うまくリターンを引き出しては、敵陣深くまで抜け出すことができる。さらに高精度のミドルレンジパスから速攻への起点にもなることができ、実際に前節の新潟戦は、彼のパスから発動したカウンターで、幾度か決定的なチャンスを作り出している。

前節、京都が勝利を呼び込んだ2つのゴールはともにセットプレーのため、当然のことながら柏にとってセットプレーは要警戒である。ただし、元を辿れば2ゴールともカウンターから林丈統にボールが渡り、それぞれフリーキックとコーナーキックへとつながったもの。そういう意味では、重要なのは京都にカウンターを発動させないことになる。つまり、シュートで終えるなど攻撃をやり切って終わるか、もしくはリスクマネージメントの意識を高く保つことが求められる。仮にカウンターを発動された場合は、いかに中盤で遅らせることができるか、またはノーファウルで奪い切れるかどうかがポイントになってくる。

柏と京都はカウンターベースのリアクションを得意とした非常に似通ったタイプのチームである。だが、柏はネルシーニョ監督が「1試合1試合進歩しているし結果も残している。良くなっている」と話している。カウンターだけでなく、今や攻撃の軸にまで成長した大津のドリブル突破と、順天堂大学在学中の特別指定選手・田中のコンビネーションは日々精度を増し、彼らが繰り拡げる遅攻からの崩しにも期待がかかる。
浮上のために積み上げるべきは勝点3。4月29日の大分戦(第8節)以来、4ヶ月間味わっていないホーム日立台での勝利を、黄色のサポーターたちは切望している。

以上

2009.08.28 Reported by 鈴木潤
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