9月13日(日)J1 第25節 大分 vs 磐田(18:00KICK OFF/九石ド)
スカパー!生中継 Ch180 17:50〜(解説:岡中勇人、実況:小笠原正典、プレーヤー解説:吉村寿洋、リポーター:成尾佳代)
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可能性がある限り諦めない――。
残り10試合。J1残留圏内にいる15位山形と最下位大分との勝点差は17。極めて厳しい状況ではあるが、「チーム一丸となって戦う」と語るポポヴィッチ監督。日本代表が欧州遠征でリーグ戦が中断した2週間を利用して、指揮官の目指すワンタッチ、ツータッチで「人もボールも動くサッカー」の浸透を図った。なかでも4試合ノーゴールの攻撃に関しては、どうやって打破するのかと問われ「2週間でずいぶんと改善し、質が上がった。我々はチャンスをつくるだけの練習はしていない。ゴールの枠に入れるための練習をした」と、“フィニッシュまでの精度”にこだわり、徹底してゴールへの意識づけをさせた。
7日のサテライト岡山戦では格下の相手ではあるが6−1と快勝し成果を出したが、後半から出場し3得点を決めた前田俊介に対して「2度の決定的な場面を外した」ことを指摘するなど、ゴールに対する貪欲な姿勢を示した。これまでのリーグ戦でも相手より主導権を握り、決定機をつくったが得点できなかっただけに、チャンスの数より得点の数、少ないチャンスでも確実に得点をものにできる決定力を選手に求めている。
対する磐田は、J1得点ランクトップタイの前田遼一、抜群の決定力を誇るイ・グノの日韓代表ストライカーが好調だ。ともに代表戦に召集されており、コンディションもよい。前回の対戦ではイ・グノが不在ながらも、数少ないチャンスを前田がものにし3−1で勝利。絶対的なストライカーが2枚並んでいるだけに、2試合で8失点と崩壊した守備の踏ん張りが勝負を左右しそうだ。その点に関しては、豊富な運動量で攻撃の芽を摘むボランチの岡田隆がケガから復帰したことは大きい。大分は攻撃を意識するあまり全体が前のめりになるため、中盤で岡田がボールを奪取すればカウンターの起点となり、効率よく得点を狙える。攻守のキーマンとなりそうだ。
ここまで書いて触れるかどうか迷ったのだが、菊地直哉を語らずには終われない。将来の磐田を背負う存在として期待された逸材は、07年に不祥事を起こし、多くのファンやサポーターを失望させた。起訴猶予処分で磐田を解雇され、先月大分で復帰を果たした。賛否両論あるが、不祥事を起こし復帰したアスリート、Jリーガーは過去にもいる。入団会見の第一声で「多くのサッカー関係者に多大なご迷惑をおかけしたことに対し、この場を借りて謝罪したい」と反省の弁を述べ、「あとはピッチで結果を出し、今までの恩返しをしたい」と神妙な面持ちで語った。
その菊地が今節磐田戦で出番が巡ってくる可能性がある。前々日に森重真人が右ひざを痛め練習を休んだため、紅白戦ではスタメン組に入り試された。「チームの力になってくれる選手。コンディションもよく、チームに馴染んでいる」とポポヴィッチ監督の評価も高い。復帰戦が磐田となればブーイングが鳴り響くことは確かだが、復帰を望んだサポーター、ファンのためにも、重い十字架を背負った男の覚悟をピッチで見せてほしい。
以上
2009.09.12 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
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