11月14日(土)第89回天皇杯4回戦 鹿島 vs 神戸(15:00KICK OFF/カシマ)
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☆天皇杯特集
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今季、リーグ戦では1勝1敗の両チーム。ひとりの選手の存在が勝敗を分けたはずはないだろうが、奇しくも神戸に大久保嘉人がいるか、いないか、で勝敗が分かれているのだ。鹿島にとってはまさに”天敵”。公式戦で過去12戦8発という驚異的な得点率がそれを物語る。鹿島のゴールを守る曽ヶ端準も「この間も、嘉人に言われましたよ」と苦笑いするほどだ。
しかし、この試合は日本代表の招集と重なっており、神戸からは大久保、鹿島からは岩政大樹、内田篤人、興梠慎三が招集された。さらに、神戸の金南一が出場停止、鹿島の新井場徹が左太ももを痛めて欠場することが濃厚。両チームの主力が欠場することとなり、多少のメンバーの入れ替えが求められる。特に、リーグ第22節の対戦時に敗れた鹿島にとって、その試合で得点をあげた大久保と、中盤で抜群の存在感を放っていた金南一がいないことは良いイメージを持てる要因となりそうだ。
というのも、主力選手がより多く欠場している鹿島だが、いまの好調さを支えているのは中盤の4人だからだ。本山雅志、野沢拓也に小笠原満男が絡み、それを中田浩二が支えている中盤のバランスはリーグ戦を独走していた前半戦と同じレベルに達しつつある。そのなかでも、小笠原がパフォーマンスを高めた裏に、中田の存在がある。
シーズン終盤までなかなか先発のチャンスがなかった中田。「こういう経験を学べてよかったと思う」といいながら、「出られない最中はつらかったけどね」と苦笑い。さらに、この試合ではこの試合では興梠と内田の不在を受け、自分と同じようにベンチを温めることが多かった田代有三と増田誓志が出場されると見込まれる。そこで、「有三も誓志にもイイチャンスだと思う。慎三はスピードだけど有三は高さが武器になる。誓志も篤人より深く抉ることはできないかもしれないけど、運動量と足下の技術がある。彼らが特長が出せるようにうまくサポートできればいいと思う」と思いやった。自身も苦しい時期があっただけに、その思いは人一倍強い。
対する神戸は、守備力が安定しているものの、前に出る推進力も弱まっている。そのため、ボールを奪ってからどうやってゴールに到るのかを課題として抱えている。なるべく中盤の高い位置で奪い、足の速いFW陣に鹿島DFの裏のスペースへ走らせることを狙いたい。
鹿島にとっても、中盤の構成が鍵を握る。
先発するようになってから無失点を続けている中田に、修正点を聞いたところ”つなぐ部分でのパスミス”をあげた。「勝負のパスは仕方がない部分はある。でも、つなぐところでのミスがまだまだある。レベルが上がればそこが命取りになる」。
やりたいことは互いにわかっている。試合のなかで、相手の綻びを見つけられるかどうかが勝敗を分けるだろう。
以上
2009.11.13 Reported by 田中滋
J’s GOALニュース
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