2月20日(土) 湘南ベルマーレJ1昇格記念試合
We’re back F.C. 1 - 2 TAKE ACTION F.C. (14:30/平塚/13,807人)
得点者:27'アマラオ(We’re back F.C.)56'藪田光教(TAKE ACTION F.C.)59'藪田光教(TAKE ACTION F.C.)
★湘南公式サイト 2010シーズンシート発売中!
----------
土曜日の平塚は絶好の晴天に恵まれた。空までもが久々の再会を祝福している。お祭りムードのなか、スタジアムの周辺に設けられたフードパークは、遅めのお昼かちょっと早めのおやつか、とにかくたくさんの来場者でにぎわっていた。人混みを縫うようにして歩いていると、「豪華メンバーだなあ」と感嘆するような呟きが耳に届く。目には新旧入り混じったレプリカユニフォームがそこかしこから飛び込んでくる。14時半のキックオフを前に、みんな笑顔で楽しげだ。
楽しげなのはピッチサイドも同様だった。同窓会さながらにあちこちで会話が交わされ、笑顔が弾けている。横断幕も色とりどりで、「輝けHIDE」「魅せろキラーパス」といった特別なこの日ならではのメッセージが方々で踊っていた。
観客で埋め尽くされたスタンドを見渡しながら、現湘南の田村雄三が笑顔交じりに言う。
「名立たるひとたちがこうしてプレーしてくれて、お客さんもこんなに集まってくれて、うれしいですよね。まるで町おこしみたい。僕らも将来、こんなかたちで試合に呼んでもらえるような伝説になりたいですね」
昨季をもってスパイクを脱いだ原竜太と鈴木将太、栗原圭介、西山哲平という湘南の新旧4選手の引退セレモニーのあとに、30分ハーフのゲームは始まった。パラシオス氏がロングシュートでスタンドを沸かせば、中田英寿氏はHIDEゲート側に掲げられたくだんの横断幕をバックに反転シュートで盛り上げた。反町康治“選手”もシュートにスルーパスに奔走する。サポーターの「反町コール」があたたかい。
試合はベルマーレOBチームのWe’re back! F.C.が先制する。前半27分、アマラオ氏がミドルレンジから左足を振り抜き、鮮やかなシュートを決めた。対するTAKE ACTION F.C.も後半、薮田光教氏が11分、14分と立て続けにゴールを奪い、逆転で勝利を飾った。会場に訪れたハイチ共和国のジャン・クロード・ボード駐日大使にも、有形だけではない、無形の勇気を届けられたことだろう。
以前、眞壁潔代表取締役が語った言葉が思い出される。
「ふるさとにJのチームが存在することは貴重な財産です。いまでも『ベルマーレ平塚』と言われることがあるけれど、全国区で覚えられているのはとても恵まれていて幸せなこと。スポーツクラブを核にして人づくりができる地域には、たくさんの人が集まってくる。スポーツを、ベルマーレを核に、湘南地域が活性化していけたらいい」
創設43年という歴史の重みと財産の大きさは、13,807人という入場者数が教えてくれた。クラブの歴史は、現役の選手たち、さらには未来の選手たちによって、今後も脈々と受け継がれていく。
「今日プレーされている歴代の選手たちの素晴らしい功績を、ここにいる全員でさらに塗り替えていけるように頑張りたい」
ハーフタイム、現役選手を代表して語られた坂本紘司の言葉が、クラブの偉大なOBたちが奏でるプレーのアンサーソングのように平塚競技場に響いた。
以上
2010.02.21 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
一覧へ【湘南ベルマーレJ1昇格記念試合 We’re back F.C. vs TAKE ACTION F.C.】レポート:受け継がれゆくもの〜湘南ベルマーレ(10.02.21)













