2月28日(日)2002FIFAワールドカップTM記念事業 大分スポーツ公園サッカーフェスティバル 大分 vs 札幌(14:00KICK OFF/九石ド)
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「2002FIFAワールドカップTM記念事業 大分スポーツ公園サッカーフェスティバル」内イベントとしてプレシーズンマッチ、大分対札幌の一戦が大分県・九州石油ドームで2月28日に開催される。リーグ戦開幕を1週間後に控えた両チームにとっては、チーム作りにおける非常に重要な試合となりそうだ。
ホームの大分は今季、J2に降格したことや資金難の影響もあって14人もの選手がチームを去った。クラブをよく知る皇甫官監督が監督に復帰したものの、メンバーは大きく変わっているため、新たなチーム作りが開始されていると言っていい。高松大樹、菊地直哉ら昨季の主力も数名残留しているが、言うまでもなくサッカーはチームスポーツである。全体の成熟度が高まらなければ、強化は難しい。
前任のポポヴィッチ監督はしっかりとポゼッションをして相手守備を崩していくスタイルを標榜していたが、皇甫官監督はそのベースを残しつつも少ない手数でシンプルに敵陣に仕掛けていくスタイルを注入していく模様である。
そうしたなか、この試合でのテーマとなりそうなのがキム・ボギョン不在時にどれだけチャンスの質を高められるかという部分だ。ドリブルにしてもパスにしても、ダイナミックに縦へとプレーできるキムは新加入ながらも攻撃の主軸を担う存在。そのキムが韓国代表の英国遠征(3月3日にロンドンでコートジボワール代表と対戦)に選出されており、この札幌戦は欠場する。そうした状況でどれだけしっかりとしたチャンスメイクができるのか、そして、何ができないのか。そうした部分を明確にさせる大事なゲームになる。
一方、アウェイの札幌はチーム作りに定評がある石崎信弘監督が2年目を迎え、昨季のチームをベースとした継続的な強化を行っている最中だ。FWにクサビを当て、そこからスピーディなパス交換をして突破を図るというのが基本的な攻撃戦術だが、今季はF東京から近藤祐介、愛媛から内村圭宏という安定した技術を持つアタッカーが新たに加わっており、精度はワンランク高まったと言っていいだろう。昨季は1トップで多くの仕事を担いながらも19得点を挙げたキリノの持ち味も、より引き出されそうである。
ただし、ディフェンス面には若干の不安がある。箕輪義信をはじめセンターバックに負傷離脱者が重なってしまい、メンバー構成が難しくなっているのだ。守備的MFについても「まだ決めかねている」と石崎監督が話すように、誰をどのように組み合わせるのか、といった判断にもう少しの時間を要しそうな気配だ。
いずれにせよ、開幕直前のこの時期に課題がないということはあり得ない。その課題をより小さなものへと変えていく意味でも、このプレシーズンマッチは重要なものになりそうだ。そして、「内容も大事だけど、やはりこの時期から結果もちゃんと意識してやっていかなければならない」と札幌・西嶋弘之が話すように、勝利への欲求をより高めていくためにも、どちらも勝って開幕を迎えたいところだ。
以上
2010.02.26 Reported by 斉藤宏則
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