3月28日(日) 2010 J1リーグ戦 第4節
大宮 0 - 2 F東京 (14:01/NACK/13,060人)
得点者:61' 今野泰幸(F東京)、79' 重松健太郎(F東京)
スカパー!再放送 Ch185 3/29(月)19:00〜(解説:田中孝司、実況:西岡明彦、リポーター:日々野真理)
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決して悪い立ち上がりを見せたわけではないが、前半のうちに2人の退場者を出してしまった大宮。ピッチ全体を見渡した上でプレーできるポジション、ゴールキーパーをつとめる北野貴之はこう言う。「正直なところ前半に2人目の退場者が出たことで勝負はついてしまった。これからは、1人退場したあと、冷静にプレーするというチームルールなど作らないと」
2人を欠いて迎えた後半は「こういう状況だけど楽しもうと試合に入った」(金澤慎)そうだし、ピッチを走り回り熱いプレーを見せてくれた。だが、9人ではいくら守ってもサンドバック状態。自陣から出ることすら難しく、後半だけで23本、試合を通じて32本のシュートを浴びた。守っても守っても打たれる状況を作り出してしまったのは自分たちだ。必死の走りを見せてくれただけに、前半のカードが悔やまれる。
これで開幕戦以来勝利に見放され、3連敗。F東京には大宮のホームでまたも勝つことが出来なかった。
とはいえ、だ。試合を振り返ると決して最初から出来が悪かったわけではない。予定通りの4−4−2システムでサイドが高い位置を取り、枚数をかけて相手ゴールに迫る、今季目指すサッカーが体現できるかとも思われた。9分、アン・ヨンハが中盤の底での守備で一発退場となり、その1分後にはマトが異議で警告を受けると雲行きが怪しくなる。布陣を変更し、橋本早十がボランチに下がり、石原直樹が右サイドへまわり、市川雅彦の1トップに。「まだ10人の時間帯にポストプレーなどがもっとできたはず」と市川は振り返るが、今野泰幸、森重真人の屈強なセンターバックの前に思うように前線にボールが収まらず。自然と守備にまわる時間帯が増え、早い時間帯のようなサイドを使った攻撃機会は一気に激減。一方、F東京は得点には至らないもものチャンスをつかみ始める。前半終了間際の45分には、マトが2枚目の警告を受け退場する。
そして、ハーフタイムが試合の鍵を握った。城福浩監督は「相手をペナ(ペナルティエリア)の中に入れない、隙を作らないという意識を強く持たせた」と、精神的にいったん引き締め、戦術を与え選手たちをピッチに送り出した。数的優位の状況に対して、甘えることなく守りきった上で点を取る準備ができた。「ハーフタイムを挟んだことで相手は戦術をしっかりしてきた。せめて、9人になったのが後半であれば」と北野は悔やむ。後半に入りF東京は、羽生直剛を下げキム・ヨングンを投入。今野をボランチに上げたり、長友佑都もサイドバックから中盤に上げるなど布陣を攻撃的に変更。平山相太や、石川直宏らがとにかく積極的にゴールを狙いだす(平山は7本、石川は6本のシュートを放った)が「相手が引いて守っている状況でボンボン打ってもなかなか難しい」という状況。ただそれも時間の問題で61分にはディフェンダーのクロスに詰めた今野がしっかりと右足で押し込む。79分には今日がデビュー戦の重松健太郎が長友からのクロスをヘディングで叩き込んだ。F東京は大宮と同じく開幕戦以来勝利に見放されていたが、3戦ぶりの勝利。ただ、この勝利にも「シュートは打てば入るものではないとフォワードが学んでくれれば」と城福監督は気を引き締めていた。
大宮は、2失点で済んだと考えることは出来る。ただ、それはあくまでこの試合を考えた際の話。だが、3連敗は3連敗。「人数が少なかったことを言い訳にしてはいけない」と金澤は前を向いた。中2日で迎えるヤマザキナビスコカップ京都戦、どのように切り替えてくるのだろうか。
以上
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