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【J2:第5節 北九州 vs 千葉】レポート:カウンター攻撃で流れに乗った千葉が安定した試合運びで圧勝。北九州は自分たちのサッカーができず3失点喫す。(10.04.05)

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4月4日(日) 2010 J2リーグ戦 第5節
北九州 0 - 3 千葉 (15:04/本城/5,746人)
得点者:9' ネット(千葉)、25' 倉田秋(千葉)、57' アレックス(千葉)
スカパー!再放送 Ch183 4/6(火)08:30〜(解説:小野信義、実況:田中友英、リポーター:麻倉ももこ)
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実力の差というよりは、戦い方の差が、0-3という数字になって現れたのだろう。効果的なプレスと速攻を武器に何度も北九州ゴールに迫った千葉が圧勝。北九州は強豪を前にして攻めあぐねた。

「守から攻の切り替えを早くして奪った」(江尻篤彦監督)という千葉の1点目はカウンターから。セットプレーのため前戦に人数を置いていた北九州はカウンター攻撃に対処できず、千葉がわずか数本のパスを繋いで攻め上がった。最後は佐藤勇人の縦パスにネットが抜け出しゴール右隅へ。千葉が前半9分という早い段階で得点しリズムを掴むと、25分にはフリーキックからネットが直接ゴールを狙う。この強烈なシュートに北九州のGK水原大樹はボールを前に弾いてしまい、そのこぼれ球を詰めていた倉田秋が左足で決めた。千葉が2点差をつけて前半を折り返す。

巻き返しを図りたい北九州は後半、池元友樹とウェリントンを投入。少しずつ中盤でボールが繋がるようになるが、57分にはまたしても千葉に追加点を奪われる。千葉は左のタッチライン際で細かくボールを回して北九州の中盤選手を引き寄せ、倉田にボールを繋ぐ。わずかなスペースをスピードに乗って突破した倉田から中央の佐藤勇人、さらにはアレックスへとボールが流れるように渡り、アレックスがゴール左隅に蹴り込んだ。

北九州はMF佐野裕哉のロングボールに長身の長野聡やフィジカル面で勝る大島康明が反応してゴールを狙うが、枠を捉えることはできず、そのまま試合終了。

北九州にとってはいくつもの課題が見つかった試合だった。長野が「前半からもっと自分たちのサッカーを出してけるようにならないといけない」と話すように、前半はプレスの強い千葉に翻弄された。試合が進むにつれて右サイドバックの重光貴葵が駆け上がってクロスを上げたり、スローインを起点にゴール前での勝負に出るなど少しずつチャンスは作れるようになったが、得点には至らなかった。
攻守の切り替えも課題。千葉のリスタートの速さについて行けずカウンターから失点したほか、千葉の揺さぶるようなボール回しにラインが乱れた。
与那城ジョージ監督は「次の試合には繋がる後半だったかなという感じもありました」と手応えこそ感じていたが「攻撃面では一つ一つのプレーで結果を」とも話し、シュートまで持ち込めずにボールを奪われたことを反省材料に挙げた。

千葉は攻守ともに安定した試合運びで勝点3を積み上げた。アレックスが「ゴールに向かっていくモチベーションが良かった」と話すように、チーム全体のゴールへの意識が高く、コースがあれば躊躇なくシュートへ。前戦からのプレスも効果的に働き、北九州の攻め上がりを許さなかったうえ、ボールをゴール近くまで運ばれても北九州にフリーな選手を作らせず、ロングボールを入れさせるだけにできた。
ただ江尻監督は「(第4節・草津戦を受けて)修正したポイントがうまく機能し始めたかなと思います」と話したものの、後半になって足が止まったことを課題に挙げ「ボールの動かしやタイミングの良い仕掛けの質をもっと上げていかないと」と、厳しい表情は崩さなかった。

タレントを揃える千葉と、Jリーグ初出場という選手もいる北九州。顔ぶれだけを見れば個人の実力差が如実に出るかと思われた試合だったが、個人のレベルの差を大きく感じる場面はなく、どちらかというとチームとしての戦い方で差が出たように感じた。高い位置でのプレスと奪ってからの速攻を徹底した千葉と、目指しているコンパクトなサッカーに徹することができなかった北九州という構図。千葉に敗れたからといって北九州が戦い方を変える必要は全くないが、前半立ち上がりにペースが掴めないとそのままずるずると押し込まれてしまうのでは今後も苦しいゲームが続くだろう。自分たちのサッカーにどうすれば引き込むことができるのかをしっかりと考えて次節に臨みたい。

以上

2010.04.05 Reported by 上田真之介
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