4月4日(日) 2010 J2リーグ戦 第5節
岡山 1 - 2 栃木 (17:33/カンスタ/5,504人)
得点者:12' 岸田裕樹(岡山)、43' 宮本亨(栃木)、61' 佐藤悠介(栃木)
スカパー!再放送 Ch181 4/5(月)18:00〜(解説:前川和也、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
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ホーム・岡山が歓喜の先制ゴール。そして、セットプレーから2つのゴールを許して、敗北。岡山サポーターは、この花冷えの夜、どんなシーンを思い浮かべながら帰途についただろう。連係から生まれた岸田裕樹の鮮やかなゴールか、それとも5枚のイエローカードをもらったファウルシーンか。試合後の栃木の監督・選手のコメントで印象的だったのは、「(前節の勝利で自信をつけていたので)横の揺さぶりなどを使いながらプレーすれば、点が取れるだろうと思っていた」(栃木・松田浩監督)。「セットプレーからしか得点できなかったけど、この勝利はうれしい」(栃木・佐藤悠介)。「相手がガツガツ来ていたので、冷静さを心がけた」(栃木・宮本亨)。
岡山の「ガツガツ」感はある意味、このゲームで最も求められていたものだけに、責めることは出来ない。まさに、その「ガツガツ」から生まれたのが、前半12分、岡山が左サイドの田所諒からFW西野晃平へつなぎ、西野からのパスを岸田が左足で振り抜いた先制点でもある。しかし、このゴールに動揺しなかった栃木に対し、岡山は徐々に冷静を失い始め、激しすぎるプレッシャーなど、よくない「ガツガツ」に陥ってしまった。
ゲーム序盤から、栃木の明確なディシプリンは発揮されていた。アクセントのある展開力、ゴール前での米山篤志の冷静なボールタッチなど、両チームの力が拮抗する中でも、その整然としたゲーム運びは、岡山を半歩リードしていた。栃木の担当記者から聞いた話では、栃木は大分戦を4-1で快勝した後、トレーニングで少し緩んだところが見えたらしい。木曜日の練習で松田浩監督から「一勝しただけでいい気になるな」と檄を飛ばされ、岡山に乗り込んできたという話だ。今回のゲームが、前節の勝利に裏打ちされた内容であるとはいえ、わずかな時間の中で気持ちをゼロに戻せるチーム力は、敵ながらあっぱれと言うしかない。アウェイ2戦を連勝したことは、その勝点が物語る以上に、自分たちの戦い方に対する自信を深めたに違いない。
しかし、岡山の激しいプレッシャーも間違っていない。ちぐはぐなパスやミスがあったにせよ、シュートへの持って行き方も、前節・札幌戦からさらに上向いている。ゲーム後、流れの中で初めて得点できたことを聞かれた岸田は、「形は以前から出来ていて、シュートの精度が上がった」と答えている。今回、勝点を掴み取ることは出来なかったが、大切なことは、自分たちのどの部分をそのまま伸ばし、どこを修正するかを間違えずに進むこと。岡山が前進しているという実感は、ある。
以上
2010.04.05 Reported by 尾原千明













