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【J2:第12節 富山 vs 岡山】レポート:視界が一気に開けるゴールラッシュ。富山が昇格同期を圧倒して最下位を脱出(10.05.10)

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5月9日(日) 2010 J2リーグ戦 第12節
富山 4 - 0 岡山 (13:04/富山/3,343人)
得点者:5' 苔口卓也(富山)、21' 濱野勇気(富山)、40' 渡辺誠(富山)、62' 朝日大輔(富山)
スカパー!再放送 Ch185 5/11(火)22:00〜(解説安井孝志実況牧内直哉リポーター豊田麻衣)
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ゴール裏の看板を飛び越えてMF朝日大輔が駆けて行く。歓喜に沸くスタンドめがけて両こぶしを突き上げた。後半17分、勝利を確実にする4点目が決まった。歯がゆい戦いが続き、もやもやした気持ちを抱えていた選手、サポーターの心が晴れわたった。富山が6試合ぶりの勝利をつかみ、最下位を脱出した。

富山はフォーメーションを本来の「4-4-2」から「3-5-2」に変更して臨んだ。狙いは岡山のサイド攻撃を抑えること。だが、前向きな理由ばかりではなく、前節に負傷した右サイドバック西野誠が出場できないという事情も加味した選択だった。第9節の草津戦で初めて採用して一定の成果を収めていたとはいえ、楚輪博監督は「自分たちのスタイルを変えたくはなかった」と試合後に明かした。

試合の流れは立ち上がりの先制点で富山に傾いた。5分、MF舩津徹也のクリアボールをFW苔口卓也がDFラインの裏で拾い、相手選手と競り合いながらも落ち着いてGKの股を抜いた。リードによって余裕が生まれ、「3-5-2」が機能した。中盤での数的優位を生かし、ボランチ渡辺誠を中心にパスがミスなくつながった。右サイドハーフに入った木本敬介が高い位置どりを保つことができ、攻守に相手を牽制した。
前半21分、苔口の左CKから、中央にぽっかりと空いたスペースに飛び込んだDF濱野勇気がヘディングで合わせて2点目を奪取。同40分にはMF朝日大輔のスルーパスでゴール右へ抜けた渡辺がシュートフェイントでDFを交わして3点目を流し込んだ。

岡山のボランチ川原周剛は「攻めた後に選手が残って、中盤で止め切れずにゴール前まで行かれてしまった印象」。FW中野裕太は「前掛かりになって、攻守の切り替えに速さがなかった」と振り返る。「4-3-3」の岡山は、相手の3バックを意識して攻め急ぎ、攻守のつながりを欠いたようだ。影山雅永監督がハーフタイムに「攻守の切り替え、運動量で負けないように原点に帰って守備を構築すること」と伝えて巻き返しを図るが、いまひとつペースが上がらないまま。終盤に相手のミスからカウンターで何度かチャンスを迎えたが、3試合連続の無得点に終わった。

富山は開幕戦から始まって逆転負けが今季3度もあり、「3−0であっても次の1点が大事だと思って、後半の入り方に気をつけた」(濱野)。そして、呪縛を解く4点目が後半17分に生まれた。自陣の右サイドで拾った木本が、走り出した苔口を見てタッチラインと並行にグラウンダーのパスを思い切り蹴り飛ばす。相手DF2人との競走に勝ってコーナー付近でボールに追いついた苔口が折り返し、走り込んだ朝日が決めた。スピードとロングランが結実したダイナミックな展開によるゴールだった。
苔口は「前線からの守備もできていて、攻守の切り替えも早かった。選手全員がひとつになって戦えた」。楚輪監督は「いろんなことを払拭して勝てたことが、前を向く良い材料になる」。次節も昇格同期対決。好調な栃木に挑む。

以上

2010.05.10 Reported by 赤壁逸朗
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