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予選グループ4位の新潟と2位の京都の対戦だが、勝点差は1。順位の変動にかかわる一戦は、予選突破にも大きな影響を及ぼす。
新潟はベテランのFW大島秀夫が前線のキーマンになる。リーグ戦ではベンチスタートが続いている。ヤマザキナビスコカップ予選で得点を重ねて、健在ぶりをアピールする。
京都はリーグ戦では17位と苦戦が続くが、中断前から徐々に粘り強さが出てきた。
「調子はいいですよ」。リーグ戦が中断し、ヤマザキナビスコカップ予選が再開してからも、大島はコンディションを維持している。新潟は前節、F東京を相手にロスタイムに失点して0-1と敗戦。攻撃もシュートわずか4本に終わった。その4本のうち2本を放ったのが大島だった。相手を背負ってターンしてからのロングシュートのほか、ボールを収めてはファウルを誘うなど安定したポストプレーも披露した。京都戦でも大島を起点にした攻撃と、自らのゴールゲットがカギになる。
リーグ戦では、第6節浦和戦を最後にスタメンを外れている。出番がなかったのは3試合ある。W杯日本代表・矢野貴章のツートップの相方は、小柄でトリッキーな動きをするミシェウが務めるようになった。それでも第7節名古屋戦では同点ゴールを決めるなど、要所でベテランらしいしぶとさも見せた。
ヤマザキナビスコカップはあらためて自分をアピールする場。大島にボールを集めることで、ミシェウ、マルシオ・リシャルデスらのプレーに幅が出てくる。F東京戦ではそこまで機能しなかったが、はっきりとターゲットになれる存在は攻撃陣にとっては心強い。なにより「やっぱり得点したいです」というストライカーの意地がチームを活性化させる。
京都は前節、C大阪とのシーソーゲームを制した。前半に先制し、後半に追いつかれたが、ディエゴのゴールで突き放した。リーグ戦第12節横浜FM戦も似たような展開だった。先制するも追いつかれ、逆転をゆるすが、最後に同点にして2-2。リーグ戦で3連敗を喫していた時期と比較し、粘り強さが出てきた。ディエゴ、ドゥトラを軸にした攻撃力は高い。
課題は要所での失点。ディフェンスラインの背後を取られる、ゴール中央付近で相手をフリーにするなどの一瞬のすきを突かれるパターンで苦しんできた。攻撃に勢いが出てきはじめただけに、守備とかみ合わせが重要になる。
勝負どころでの失点を防がなければならないのは新潟も同じ。勝点3を積み重ねるためには、ともに守備で作ったリズムを攻撃に生かす展開が求められる。
以上
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★2010Jリーグヤマザキナビスコカップ
≫予選リーグ再開!残り5節のカギを握る14人のニューヒーロー賞候補たち
2010.05.25 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)



























